【水滸伝】北方謙三
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
北方さんの 「三国志」
を読んで、ハマりにハマった今年の春。
すっかり北方さんに惚れ込んでしまった私は、迷わず「水滸伝」を手にしました
全19巻、少しだけ躊躇してしまうような長さでしたが、1巻目からグイグイ引き込まれる。
なんだこれ……カッコイイ。
何と言っても108人の豪傑達が登場する訳ですから、面白くない訳がない!
人物紹介のページもハンパじゃない(笑)…正直、とても全員を覚えてはいられません
「替天行道」
という旗を掲げ、好漢達がそれぞれの志を胸に梁山泊に集う。
腐りきった世の中を変えるため、官軍に一矢報いるため、そしてまだ見ぬ仲間を求めて。
≪オススメPoint≫ とにかく面白い カッコイイ 108人の豪傑 号泣必至
北方さんの人物描写は素晴らしいです。一人一人をちゃんと描き分けています
こんなに丁寧に描いておいて、あっけなく(ある意味潔く)死なせてしまうのが勿体ない…
「三国志」を読んだ時にも思いましたが、散り際が本当に美しいなぁ、と感じる。
終わりがあるからこそ儚く美しい。これが「滅びの美学」というものなのでしょうか。。。
うん……でもね、贔屓にしてた登場人物が死ぬのは悲し過ぎますよ~
まるで、Lv.99まで上げたキャラがラスボスにあっけなくやられてしまうようで(笑)
槍の名手である豹子頭・ 林冲
(若干Sっ気あり ・・・?15巻の「虫けら」発言参照。笑)
。
林冲の弟的存在で、真っ赤な具足を付けた遊撃隊で敵を威嚇する九紋龍・ 史進
。
単身敵地へ乗り込み、死域に入りながらも大切な人を救いだす体術の達人浪子・ 燕青
。
それに 武松
や弟分の 李逵
、双鞭・ 呼延灼
や強弓の 花栄
等、魅力的すぎる人物がいっぱい。
↑全員が書き切れないのが悲しい。。。
いや~私は林冲のファンですね、ホント。
林冲騎馬隊は神出鬼没、圧倒的な強さで…そして調練は容赦ない(笑)
でも本人はどこか人間的な脆さや優しさがあったりして。素敵な漢ですわ~。
青面獣・楊志の息子である 楊令
が、哀しみを乗り越えて成長する姿に ウルッ
ときます
心のオアシス、王進先生のもとで大きくなった楊令は、続編「楊令伝」で登場するようです。
さて、散り散りなった梁山泊の同志達と再会するのを楽しみにしましょう~~
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