七転び八起き母ちゃんの子育て失敗学のススメ

七転び八起き母ちゃんの子育て失敗学のススメ

命名 「たたみ」


動物病院の先生がおっしゃったように、

ヒヨドリがいた所に巣があるかどうか、

私と3兄弟は、病院を出た足で、

確かめに行きました。


親鳥か巣があれば、そこに返してやるのが

やはり1番ですもの。


すると、ありました!

落ちていた真上にもみじの木があり、

その横にもそこそこ巣がありそうな木も立っています。


しかし、太吉が塀によじ登って巣があるかどうか確かめていると、

えらいものを見つけてしまったのです。


それは、保護したヒヨドリと同じような大きさの

子どものヒヨドリの死骸でした・・・。


仁吉がヒヨドリを見つけた所と1メートルも違わない所にです。


それを見た3兄弟と私は、もしここに親鳥がいたとしても

この弱っているヒヨドリをここに返すのは危険だと思いました。


木の近くには、塀もあるし、電信柱もあり、カラスやねこが

簡単に木に登れる立地でもあったのです。


「もう親鳥は、ここには住んでないかもしれへんなぁ」


「元気になったらお空に飛ばしてあげたらいいんや!」


そう言って、結局ヒヨドリをうちへ連れて帰ることにしたのです。


さぁ、それからはどうやって餌をあげるか、大騒ぎでした。


雑食であるヒヨドリは、ドッグフードも食べるというので、

先生にいただいた幼犬用のドッグフードをふやかして

ストローで水を飲ませながら、交互にドッグフードをヒヨドリに与えます。


意外にも活躍したのが、長男 太吉。


器用にヒヨドリの口をあけ、仁吉と三吉に指示をしながら

うまく飲ませていきました。


おかげで、ヒヨドリは少し落ち着いた様子になり、

目を開けて、座ることができるようになりました。


そこで、3人がうぇいくさんちに出かける時間になったので、

ヒヨドリはお留守番。


行きの車の中では、3人でヒヨドリの名前を何にするか

わいわいと相談がはじまり、太吉の提案した

「たたみ」に決定しました。


理由は、「語感がかわいい」から。


それからヒヨドリの「たたみ」の話題で、うぇいくさんちで盛り上がったのは

いうまでもありません。



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