七転びなおきの徒然日記

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2007/07/31
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 「使える弁証法」(田坂広志著)という本を、ある社長様からぜひにと紹介いただき、読んでみた。タイトルはちょっと難しそうだが、中身はやわらかくて非常にわかりやすい。

 「弁証法」と言えば、ヘーゲルという哲学者と、「止揚」(アウフヘーベン)という言葉と、もう少し知識があっても、「対立する概念を、さらに高い次元で統合して解決する」という意味を知っているくらいという方が多いと思う。

 この本は、それだけでない「弁証法」の本質を、世の中の出来事や実際のビジネスに当てはめて、わかりやすく解説してくれている。文章も、行間をゆったりあけていただいていて、それこそ、あっという間に読めてしまう。

 その中に「購買代理店」という概念が、紹介されている。

 これまで「販売代理店」という形態が通常だと思うが、それは、メーカーが製品を売ったり、生命保険会社が保険商品を売るのに、売り手の側からその取引の交渉をし、売るための存在である。いわば、メーカーや保険会社のための代理店ということになる。

 それに対し、「購買代理店」とは、購入する側の立場に立って、あなたにはこの会社のこういう製品が合いますよとか、この保険会社のこの商品が最もニーズに合っていると思いますよと教えてくれ、それを探して選んでくれる代理店ということである。

 もちろん、これまでの通常の販売代理店でも、お客様の立場に立っての最適な製品・商品を選んで教えてくれることはやっている。それなら言葉は違っても、意味は一緒じゃないかという声も聞こえて来る。

 ただし、販売代理店の場合、セールやキャンペーンでは、「これを売りなさい」というものを薦めがちなところは否定できない。まずは、売るものがあって初めて売れるからである。これがほしいと言われてから作り始めるとか、仕入れられるものは少ないことも避けられないし、品揃えも、複数社をまたぐにも、限度がある。これでは、売る側の立場をまず第一に考慮せざるを得ないのである。



 そんな話も、一例ではあるが、参考になった。ぜひ一読をお勧めしたい。





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Last updated  2007/07/31 01:35:34 PM
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