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地下鉄サリン事件から15年と朝から何度もTVから聞こえてくる。
もうそんなにたつんだ・・・という思いと、まだ15年なんだという思いが交差。
記憶のかなたに押し寄せてしまいたくない事件のひとつ。
その日、私も元夫が事件に巻き込まれたのではないかと気がきではなかった。
なかなか連絡もつかないし、どうしよう・・・とおろおろ。
ようやく昼近くになって、無事だよ、一本違った、と連絡が入る。
いつもならその地下鉄だったのに・・・と無事の知らせにへなへな~。
私のような思いをした人はこの日何人もいたんだろうな。
不幸にも事件に巻き込まれた方たちはそれどころじゃないわけで。
運命の神様の悪戯にしては度が過ぎると思う。
怖い、ただそれだけ。
オウム事件のころ、私は恵比寿に住んでいた。
毎日娘を保育園へと送る途中にオウムの街宣車。
不気味なぞうさんのお面と、白い衣装、スピーカーから繰り返し流される音楽。
今でも耳に、目にこびりついてはなれない。
何十年たっても、記憶から抜け落ちない。
怖い。
一市民でもそうなんだから、教団で洗脳された人たちは一生心に傷のはず。
拭い去りたくてもそうかんたんには心の汚れは剥がれ落ちないはず。
一度、オウムのビラを持った教団員が訪ねてきたことがある。
勧誘目的だったんだろうけど、忙しかったので対応せずに返したら
教団員が帰ってすぐに警察がきて、今何を話してましたと聞かれたことがある。
数々の事件が起きる前の話。
サリン事件の前から警察は追っていた。
それなのに、地下鉄サリン事件は防げなかったことが悔やまれてならない。
亡くなられた人のご冥福を祈る。
今でも後遺症に悩む人たちが、少しでも苦しみから解放されることを願わずにはいられない。