菜ナ詩ばぁばの道草だより

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2018年01月02日
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テーマ: 新年(4)
カテゴリ: 夢と希望


この年末年始は、ひとりだった。
でも、テレビが楽しかった。

夫はクリスマス前に、わが家に投宿。
正月には来ないからと言って関西に赴き、東北に直帰した。
むつは宅は家族3人水入らず。
いつつはは・・・ライブでも追っかけてるだろう。
なのはは、カレシと充実してるようで。

年賀状を出し、近くの温泉に行って、
さほど面白くもない年末年始かな、と思っていたら
え、 ​『逃げ恥』​ の全話一挙再放送
嬉しい!TBSさん、ありがとう手書きハート

・・・大晦日と元日は
初詣の外出もしないで テレビ三昧。
誰にも邪魔されず。
いやもう。ひとりでいられて、よかった

    **************

私の少ない視聴履歴でも、
秀逸だと思うドラマはいくつかある。
それまで、これが最高!と思っていたのは
朝ドラ『ちりとてちん』だったが、
『逃げるは恥だが役に立つ』は
それを越えた。

いまさら私などが説明するまでもないが、
このドラマ、
行ったり来たりの恋の物語に、
日本社会のいろんな問題が絡ませられて
浮き彫りにされて
目が離せない「爆笑コメディ」だった。

・・・私がいま学生なら、このドラマの脚本をテーマにして
   レポートの一本でも書いてみたいなぁ。


(社会が使いやすい労働力へと流れた結果、)
抑圧された若者たちの、隠された自己評価の低さ。
主婦の家事労働への、軽視。
年齢を重ねることへの拒否反応。
ボランティアへの依存。
LBGT。

ユニークな言葉の使い方も魅力だった。
「自分の未来を呪わないで」「生きがい搾取」「愛情搾取」etc。
そう言われて初めて
そっかぁ、それは問題なんだ、と気づかされる
そんな感じ。

「美魔女」なんて言葉に、なんとなく納得していた私。
でもそれって、誰もが行く「老」を 呪う ことなのかも・・・。

ボランティアの「無償」については
どこか(例えば行政?)にタダで利用されているんじゃないか?と疑問も多い。
日本のボランティアへの認識や制度は、まだまだ未熟な部分があるんだね、きっと。

「愛情搾取」=「主婦の家事労働の無償」
については、まったく同感。
その上「オレが稼いでる」なんて大きな顔されてはね。
搾取される恨みは、深い。

2016年秋のこのドラマ。
一年後の今見ても、実に新しいと思いながら
笑い転げて過ごした、年越しでした。

    *****************

でも、もしこのドラマが
十年後、二十年後に再放送されたら、どう見られるんだろう?
日本社会が全然変わっていなくて
「面白いねぇ。ゼンゼン古くないね!」
なんてことになるのかな。

どうか、
「こんな時代もあったね」と微笑むような
平等で抑圧の少ない社会に、日本が変わっていますように。

『逃げ恥』を見ることで
そんな素晴らしい、でも切実な
​「願い事」​ が湧き上がってきた
年の初めでした。​





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最終更新日  2018年01月03日 15時54分03秒
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