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長押綴

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2012.08.01

薬漬け物でよくあるのが、ハツカネズミの時間のように
「潜在能力を開花させる」というやつ。

潜在能力や潜在意識についての話には色々面白いものがあるんだけど、大抵の場合
「潜在するものは普段明るみに出ないだけの理由がある」
「解放されてもろくなオチにならない」
「暴走するか早死にする」っていうオチがつけられている。

もしもそのリミッターを外す行為があのお薬だったら…？って考えると色々怖い。

茂は覚えていなくていいこと、忘れたい事も忘れられなかったからこそあれだけ爆発したのかも。

安居が分裂症みたいになっていたのは、あの薬によって操作されてきたもののバランスが崩れたせいもあるのかもしれない。

…といっても、免罪符にはならないし、
意味が分かると怖い夏Ａにまた一つ加わるだけなんだけど。

最終更新日 2017.02.20 03:53:03

なんか薬飲む系だと、異能系とちょっと重なるなとも思う。

強く印象付いたことが異能になる頭の薬パロってどうだろう。
そのレベルまでクレイジーだったら、そこまでリターンが大きいのであれば、貴士先生達の荒療治が実ったと言えなくもないのかも……いや、やっぱ荒療治っていうか荒事は荒事だろ。治しちゃいけないところ直してるだろ……

例：安居→氷の能力（氷の洞窟を作る）
　　涼→爆発能力

　　　みたいにトラウマを能力にする、というパラレル描きたい。
　眠る度に安居が作る洞窟を爆発で吹き飛ばしまくる涼。
　でないと安居がずっと眠ったまま、良い夢の中幸せに不幸せに茂の影を追いかけ続けるから。

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