Laub🍃

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2018.11.18
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カテゴリ: .1次小
「お前は悪の大親分の息子だ」
と俺は言われて育った。
正直俺が人生二回目でなければとっくにスレて親父の二の舞をしていただろう。

だが俺には転生前の親友に会いに行くという重大なミッションがあった。
親父なんてどうでもよかった。

成仏した俺の墓や俺が死んだ場所に毎年変わらず花を供える親友にやっと会いに行けたと思ったら親友は酷くやつれていた。

「……!」


言葉もなく抱き着いた俺の後ろで誰かが言った。

「親子というのはやはり惹かれ合うんですね」



顔を上げてじっと見つめた親友の顔。その目に映る俺はどこか親友に似ていた。





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最終更新日  2021.07.06 00:38:59
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