直子の直筆

直子の直筆

2005年07月09日
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カテゴリ: 閑話
今回のコンサートをアレンジしてくれたのは、Mrs.Mちゃん。

開演の2時間前に待ち合わせをして、会場内のイタリアン・レストランで夕食。

ワインを飲み、鯛のカルパッチョ・生ハムサラダ・鶏肉の煮込み・ゴルゴンゾーラ(ペンネ)を堪能しながら、しゃべる、喋る、シャベル・・・。

実は、このMちゃんは、妹の同級生。

今はアメリカに住んでいる妹より、ずっと”濃い”つきあいをしている。

モデル級の(いや、実際モデルとして、雑誌にも出ていた)容姿端麗な彼女から、”おねえちゃん”と呼ばれるたびに、周囲の視線が痛い。

(なんですって!?”おねえちゃん”?・・・あ~、”義理の”ね・・・)

という視線が、【波動砲】(←宇宙戦艦ヤマト)のように・・・(まあ、それはいいんですが)


開演20分前になって、会場内に入る。



いよいよ開演のチャイムが鳴り、ホロ酔い気分の私は、”眠くなっちゃったらどうしよ~・・・”とちょっと不安になる。

しかし、フジ子さんが舞台に現れた瞬間、それは杞憂に終わった。

独特のスタイル、そして、にじみ出る存在感!!!!

決して、テレビでは感じることが出来ないオーラだった。

不覚にも涙があふれ出し、「ドヴォルザーク・シンフォニー・オーケストラ」とのピアノ協奏曲『皇帝』は、感動の渦中のまま終わった。

(アンコール曲は・・・アンコール曲は・・・)
祈るような気持ちで拍手を送り続けると、ピアノの前に座りなおしたフジ子さんが

「ハンガリー舞曲第5番と、ラ・カンパネラを・・・」

と。

思わず「やったー!!!!」という声が出てしまう。

CD『奇跡のカンパネラ』で、この「ラ・カンパネラ」は、決して大げさでなく、100回は聴いただろう。



「ラ・カンパネラ」が始まる・・・涙を抑えるにも、もうハンカチが飽和状態になっている。

しゃくり上げそうになるのを、必死でこらえながら、一音でも聞き逃すまいと、全身が”聴覚”になっていた。


コンサートが終わり、帰りの電車の中で、フジ子さんの数奇な半生を思いながら

「こんなピアニストは、もう出ないだろう・・・」

という思いを新たにした。




















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最終更新日  2005年07月09日 09時23分12秒
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