Freepage List

紅蓮の記憶 銀の海の胡蝶(やり直し)


第一章


無敵勇者王ヴァルディア・ゼロ(やり直し)


第一章


第2章


第3章


第4章


ビックリマン・アンリミテッドre.start


第一話―遭遇


第二話ー聖女と囚人


勇者機神ガーディアン・クロノスやり直し


第一章―嵐の中で


第二章value // ヴァリュゥ // 対価


第3章プラクティカルな対応法を教えてくれ 


第5章everything, in my hands


第六章恐怖の彼方へ


第7章


第8章世界革命同盟


第9章星空ファーストコミュニケーション


第10章―炎のローゼリンデ


第11章タカオ山篭城


第12話七色の希望


デジモン・アンリミテッド(やり直し)


第1話―冒険の始まり


シークレットガーデン(やり直し)


第1話 光と闇が交わって 


第二章 嵐の中で


第3章優しい魔女は世界を捨てた


第4話夕闇が求める光は、相容れず


第5話 煉獄に荒れる灼熱の風


第6話


第7話ー踊りましょう、あなたの掌の上で


第8章―青ざめた太陽


第9章You keep silent, I don't mind


第10章―煌く蜜色の夢


第11章火の海に泳ぐ


第12章ある完結へ向かうグランディオーソ


第13章月が落とした千の雫


第14章ツメタイヒカリ


第16章人魚姫は溺れて死んだ


第17章―妖精は今日も死ぬ


第19章Poison Ivy


第20章アンダーラインに惑わされるな


第21章


第22章ゴールデン・ローズ


第25章オリオンの下の観察日記


第24章ブラッド・ローズ


ガンダムSパッション(やり直し)


第一話ゼロの価値


第2話開幕を告げるリール ...


第3話―紅の使徒、爆撃す


第4話―エーテルノート


第五話黄金の鳥篭


第六話ラストモラトリアム


第7話―キラ、救助する


第9話マムハールの皇女の戯れ


第11話嘆きのアウル


第13話とりあえずハーフで【Half/半分】


第15章ロシアンブルーのあくび


第17章ハニエルガンダム、出撃


第19章真実の歌


第20話閃光の魔弾


第22話ゴットフリートの誤算


第23話お日様の猟犬


その他:小説


騎士皇子物語


二度と口にしないで


失色園


安らぎにさよならを


目を閉じて光の偽世界


カーテンが揺れた先の秘密


茜色の空に、溢れた詞は


貴方がいる限り此の世は監獄


貴方がいなければ此の世は追憶


貴方がいなくても此の世は永続


貴方といるのなら此の世は盲目


貴方はいるけど此の世は廃屋


海ほど広くない


祝福の呪いの言葉


七番目に死んだ月


愛しているなら地獄で待ってて


帰りたいと鳴く烏


まるで貴方の歌うこえ


リンク


2013.05.22
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
報道の影響で、イメージは守られたものの、一度与えられた疑惑は晴れないらしく、スザクはユーフェミアとの私的な関係を禁じられた。
禁じたのはコーネリアの周囲の人間と、宰相シュナイゼルである。
「貴方の影響かしら、自分から名誉ブリタニア人になりたいという人間は多いの」
副官のカノンがそういった。
その横には机に肘を当て、厳しい表情のコーネリアがいた。
「ユフィも喜んでいるが、まだ、報道のことは許していない」
「それで今回、ユーフェミア様にご面会したいという人間が出てきたのよ、イレヴンに優しい副総督なら、自分達もお側に柩木少佐、あなたのようにお召しになってくださると」
「・・・数は数百に通ろうとしている」
「数百、そんなに!?」

「そこで兄上は規制をかけると私に告げた。エリア11副総督筆頭騎士、柩木スザク。貴方が彼らの見本となり、ブリタニアに従うものだと自覚させて欲しいの」
「ユーフェミアにもこのことは告げてある」
「ユーフェミア様は何と」
「・・・考えさせて欲しいと」


意外なことに思ったことにスザクは驚いた。ユーフェミアを超人だと思ったことはない。だが、区別はしない。困っている人が目の前にいたら、誰に何を言われようと彼女は手を差し伸べる。そう思っていた。
しかし、ことはスザクとユーフェミアの個人の関係で終わらなかった。中華連邦から、上層部の圧制から逃げてきた中華連邦の国民が行政特区日本の前に溢れかえっていた。


行動を起こしたものには責任がある。その言葉をその光景で見ながら、ユーフェミアは思っていた。ユフィの手元には、彼女の騎士か、護衛・・・ユーフェミアの意向にすがろうとする人間の名前や経歴が書かれた名簿がある。
自分と同じ思いの人がブリタニアの中からでてくる。スザクに言った言葉が今はユフィを苦しくさせる。自分には政治能力はない。行政特区だって宣言すれば、形に出来る。そう、自分は自分の皇女と副総督の地位を利用する覚悟はしていた。
・・・覚悟が足らないというの?
自分でもできることに限界がある。けれど、動いた世界はそれを理解しない。幾人の手が必死にユフィにしがみついてくる。それは考えられたことだ。自分も助けたい。けれど、この気持ちは何だろう。逃げたいなんて、ルルーシュや姉に責任を負ってほしいという今の気持ちは。
今すぐにもスザクにまとりたい気持ちは。

・・・・無力だわ。
ユフィは瞬間、そう思った。


「・・・ルルーシュ、新しく居場所を求める人たちに、私はどうすればいいんでしょうか?」
ルルーシュの顔を見ると、ほっとする。
「ユフィ、・・・表情が優れないな。少し無理をしすぎているんじゃないか?」

その言葉を聴いて救われた気持ちになって、同時に嫌悪感を感じた。いつだって、自分は無意識にルルーシュに頼ろうとする。
「そうか」
それでは駄目なのだ。協力してもらっている以上、ルルーシュにこれ以上、自分のことで背負わせてはいけない。
「俺のほうでも、中華連邦からエリア11への自国民の逃亡で宦官たちが、俺に意見を求めてきている。あそこもブリタニアと同じくらい巨大な国家だからな、中で色々継承問題やらでもめているようだ」
「そうですか・・」
「君の先ほどの質問だが、スザクとの噂が沈静化するまでは、議会やコーネリアに意見を求めるのは止めた方がいい。・・・ユフィ、君はアシュフォード学園や美術館でも、コーネリアの意見を聞く前に宣言してしまったのだろう?聞いている限りでは、君のイメージはあまりいいほうに浮かんでいない。難民や他の名誉ブリタニア人に対しては、キョウトも考えている。だから、君はとりあえず、彼らの一時的な居場所を確保することを専決し、同時に議会を説得し、コーネリアを説得し、その次に本国に彼らのことでブリタニア皇帝の謁見を求め、君の賛同者を数人をつれて、協力を求めるという方向のほうがいいだろう」
「・・・・」
「どうした、ユーフェミア?」
「ルルーシュは凄いですね、話しを聞いただけで・・・私は何も出来なくて」
「まさか、何も出来なければ、スザクや日本人が動かないはずがない」
「国民は私の行動を責めます・・・軽率だと、男に媚びたいだけだと」
ユフィはぎゅっ、とドレスのすそをつかんだ。
「君の持ち物を分けているんだろう。ユフィ、元々国民というのは我儘でいい加減なものだ。君にいい感情を持った人間でも、自分にはむかったとなれば一気に敵に廻るというのが国民というものだ。・・ブリタニアは長いこと弱肉強食を歌った国だ。今日明日でその価値観を覆すのは難しい。階級や身分にこだわる国だが、巨大な国家だからな、ある意味では当然だろう。
スザクのことに関しては、俺は間違ってはいないと思う。コーネリアは純粋なブリタニア人で、イレヴンと国民は区別すべきという主義だ、大切な妹の君を守ろうとしての行動だと俺は思う」





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2013.05.22 09:51:19
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Favorite Blog

薬屋のひとりごと 9… 千菊丸2151さん

3年Z組銀八先生「文… あみりん9129さん

★☆★デジ&ポケお絵描… 牧野留姫4919さん
みろん☆スペース みーろん!さん
組織 組織さん

Comments

http://buycialisky.com/@ Re:幾千の光を飲み込んだ(07/20) que es mejor el cialis o el viagraprope…
http://cialisvbuy.com/@ Re:幾千の光を飲み込んだ(07/20) cialis and side effectsorder cialis gen…
http://cialisvipsale.com/@ Re:すき、すき、壊れたいぐらい(ジノスザ)(07/29) difference between cialis and levitraon…

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

桜るか

桜るか


© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: