B'zFan ON★THE★NET

< 新しい記事

新着記事一覧(全17368件)

過去の記事 >

2009.01.23

GLORY TIMES 豊田・日産

カテゴリ：ライブレポート B'z

『GLORY TIMES』

「母さんハプニングです!!　～渚園の珍事件～」 抜粋（原文のまま）

2003年9/20-21と行われた B'z LIVE-GYM The Final Pleasure “IT'S SHOWTIME!!”
台風に直撃されるという最大級のハプニングの数々をお送りします。
～中略～

メンバー一団が入ってきた。
すぐにサウンドチェックが始まり、稲葉さんが衣装の確認の為ドレッシングルームに現れる。
第一声は 「明後日は120％雨だって、どーする？」
まずは予定している衣装をすべて試着。
それにプラスして雨の場合の対策を考える。

見る間にドレッシングルームの机の上が山盛りになり、衣装ケースはメチャメチャに（笑）
この甲斐があり、ずぶ濡れ対策用まで決め込む事が出来た。

松本さんはというと…
十年前の渚園で着用したゼブラオーバーオールの復刻版を試着中。
裾を長いままにしようか、当時のように短くカットするか悩み中。
協議の結果、当時の再現という事で、短くカットする事に。
～中略～

リハーサルも始まりセットリスト順に進行していく。
要チェックポイントは入念に繰り返しながら進むので、当初のタイムスケジュールからだんだんと遅れていく。
全体リハーサルを終えると、稲葉さんは居残りで、“LOVE PHANTOM” の早着替えの練習を繰り返す。
最初の何回かは全く間に合わず 『ムリッ!!』
『この時間でも全身着替えるのは辛いね…』 という稲葉さんも、スタッフもヘトヘトになってGP（※）１日目を終えようとしていた所　　～中略～

※文中に記載はありませんでしたが、「ゲネプロ」の略と思われます

2日目のリハーサルが始まる。　～中略～
そしてGPが始まる。
難問だった “LOVE PHANTOM” の着替えも、センターステージへの移動もクリア出来、後は台風との戦いを残すのみとなった。

メンバー一団が入る頃には雨も降り始め、見る間に地面がぬかるんできていた。
スタッフと雨が酷くなった場合の演出プランの変更等、念入りに打ち合わせる。
本番までの間、何度もお客さんの事を心配していた二人の気持ちを知ってか知らずか、雨の勢いは増していく。
いざ、本番へ。
ステージの上は、雨と風でメンバーの衣装も一瞬でずぶ濡れになり、ステージ裏は走り回るスタッフと怒鳴り声で既に戦場と化していた。
～中略～

雨はますます酷くなり、転倒する人、感電する人が続出していた。
念の為、着替え用テントを確認してみると床が濡れている…天井からの雨漏りだった。
なんとか応急処置で稲葉さんが戻ってくるのを待つ。

モニターを見ると、真っ白な衣装だったハズの稲葉さんのパンツに何かが…？
戻ってきた稲葉さんが 「ポールから滑り降りてきたら錆が全部付いちゃってた」 と…
（雨に濡れたせいでポールに付いていた赤茶色の錆が綺麗にパンツに付着していた）
ガビ～ン。
しかし “虫の知らせ” なのか、何だか危険を感じて3日前にパンツの予備をオーダーして、今朝ギリギリに東京から到着していた。
危機一髪、明日も何とかしのげるので慌てずに済んだ。

それ以上にビックリしたのは、稲葉さんの立ち位置に、ステージセットの “ファイアーバード” の口ばしから雨が滝のように一直線に落ちてきているらしい。
そんな修行僧のような事になっているとは…
これには舞台監督も苦笑いするしか無かった。

衣装替えも終わり舞台下で待機する稲葉さん。
松本さんの弾くZEROのイントロが聴こえると、リフターに乗りステージ上に登場する演出予定のハズ…がっ、リフターが上がらない!!!
稲葉さんの 「持ち上げて！」 の声で周りにいたスタッフが押し上げる。
人力でステージに上がった稲葉さん。
前列のお客さんはさぞかし驚いた事だろう。
これも雨の為の電気系統トラブルだった。

時間を追うごとに予想以上の寒さになり、松本さんのゼブラパンツ（上半身裸）も裾を切った事が裏目に出る事態に…
そんなアクシデントもありながらも、何とか無事終了することが出来た。
～中略～

翌、本番2日目。この日も雨は降り続いている。
～中略～

さて、衣装はというと…暖房をフル稼働させて帰ったおかげで何とか乾いている。
本番も順調に進み、後半には雨が上がり、素晴らしく美しいサイリウムの海を見る事も出来、B'zとFanの人達との繋がりを強く感じるステージとなった。
～後略～

9/13～9/14　豊田スタジアム

見開きページ
GLORY TIMES 豊田　見開き