●○なつ。の本棚○●

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2005年11月15日
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カテゴリ: ★★★な本
1967年、甘ったれでわがままな手毬7歳。家族に愛され幸せに育つはずだった少女の運命は、意外な展開に…。出会いと別れを繰り返し生きる一人の女性の歳月を、半世紀にわたり描く。


各章ごとに10年経過
それだけならばまだよくある構成ともいえるのですが、さらに、 各章で主人公が違う という趣向が面白かったです。

一章は手毬(7歳)の隣人であるマーティル(アメリカ人の母と日本人の父を持つ12歳の少年)の視点で語られ、お互い淡い気持ちを抱きつつもマーティルの帰国、手毬の引越しと離れ離れに。

二章は手毬(17歳)の視点、三章は手毬(27歳)の母の視点という具合です。
四章は表題作「落花流水」という章で、37歳の手毬が迎えた転機が描かれています。

感想はただただ、 面白かった!!!

各章ごとに視点が変わるところが新鮮で、最後まで一気に読めます。
主人公に共感できる、というお話ではありませんでしたが(少なくとも私は)、1人の女性の激動の人生はいろいろ考えさせられるところも。
なんだかせつなくて、やるせなくて、でも充足感もありました。

出会いと別れを繰り返し波乱万丈の日々を生きた手毬。

構成のうまさは、さすが山本文緒さんだ!! と思いました。
特に女性にオススメです(^^*


落花流水
「落花流水」





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最終更新日  2005年11月15日 09時28分05秒
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