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2013.12.03

「俺はまだ本気出してないだけ」をみて

(2)

テーマ： DVD映画鑑賞(14655)

カテゴリ：映画鑑賞

原作は、青野春秋の同名マンガです。

【送料無料】俺はまだ本気出してないだけ［堤真一］

あらすじ

なんとなく会社を辞めたくなって辞めたバツイチ、42歳の元会社員、大黒シズオ(堤真一)。

Tシャツにトランクス姿でゴロゴロと居間に転がり、朝からテレビを占拠、PS3で

一人で真剣に遊んでいるので、ステテコ姿の父史郎(石橋蓮司)と17歳の一人娘鈴子

(橋本愛)に呆れられます。

史郎はブツブツと説教をしますが、鈴子は父に文句を言うわけでもなくニコニコと

シズオの様子を見ています。

シズオはバイトに行き始めますが、ファーストフード店でミスを連発、20代の店長や

本屋で立ち読み中にひらめいて、家に帰って「俺、漫画家になるわ」と家族に宣言した

シズオは、ボツボツとマンガを書き、張りきって出版社中学館?!に持ち込みますが、

若い編集者の村上(濱田岳)にうまくヨイショされつつもボツにされます。

そんな折、バイト先に入ってきたやる気も愛想もなくタバコを吸ってる金髪の若者、

市野沢(山田孝之)。

市野沢は、いちゃもんをつけようとしてシズオに絡んでいたチンピラ客を殴り倒してくれ、

嬉しくなったシズオは市野沢を飲みに連れだします。

もちろん、シズオが自分で奢る気はなく、いつも奢ってくれる幼馴染で会社員の宮田(生瀬

勝久)をスポンサー役に呼び出し、居酒屋で3人で飲みます。

シズオはまたマンガを書いて、中学館に持ち込みますが、またしてもボツ。

めげないシズオは違うジャンルをマンガを書いて持って行ってはヨイショされつつ、

俺はまだ本気出してないだけ 1 IKKI COMIX / 青野春秋【コミック】

　俺はまだ本気出してないだけ将来なんて考えません (My First BIG Special) (廉価版コミックス) / 青野春秋/著

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私の感想

日頃あまり邦画は見ない私ですが、本作は面白そうかもと思いリリースされて早速見て

みることに。

期待を裏切らず、最後まで面白い作品でした。

シズオ自身の生き方のみならず、周囲の人々の生き様もシズオの影響を受けて変化して

いく様が描かれていて、見る者を明るい気分にしてくれたと思います。

頭でパンツ一枚でゴロゴロするシズオ役を演じていたのは、堤真一です。

2枚目がだらしない3枚目を演じると、清潔感と意外性があっていいですね。

(￣▽￣)b グッ!

ハリウッド映画でも2枚目俳優や人気女優が、時に意外過ぎる奇抜な役を演じることが

ありますが、作品の内容にもよりますが、新鮮で演技の幅が広がったなあと感じられる

ことがあります。

原作の方は私は知りませんが、なんとなくそちらのシズオ・キャラは暗い感じがするの

かもしれません(パンチ頭じゃないし)が、映画の方はカラッと妙に明るく、打たれても

なかなか響かないくせに突拍子がない時に一人で響いて一人で騒いでる不思議な存在に

見えました。(*￣m￣)プッ

橋本愛演じる娘鈴子は、そんなチャランポランな父親をあからさまに批判したりせず、

ご飯の支度は一手に引き受け、バイトもして、父や祖父に頼ることもなく自分でなんでも

解決しています。たぶん自分がしっかりしなきゃこの家は回らないと思って、黙々と

頑張っているのでしょうね。親はなくとも子は育つって感じでしょうか。

☆☆☆☆