猫並生活

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2012.01.26
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カテゴリ: 観劇日記


居続ける場所は3階席。そういえば、演舞場の3階はこれが今年初。だから、着物も今年初の紬。格子の縞大島だとちょっと寒いかな?って一瞬考えたのだけど、いやいや外を長く歩くわけじゃなし、それに3階は暑いでしょ。そうそう、十分でした、これで。

お正月明けに見に来て以来だから、ずいぶん久しぶりな感じ。でも、今日を見終わってようやくお正月が終わった気分でもあり。

昼の最初の相生獅子は、かぶりつきで見てた時は、どちらかと言えば芝雀に視線が行きがちだったような気がするのですが、上からだと魁春ばっかり見ちゃう。たぶん、女方のタイプとしては、ほわっとした芝雀のが好みだから。でも、遠目で見るといつも思うのだけど、魁春ってホントに線がキレイ。キレイっていうか、記憶にある歌右衛門にそっくり。私の記憶になる歌右衛門は最晩年でまんま妖怪ヤエガキヒメなので(爆)それに似てるってのは決して良い印象ばかりじゃないんですけどね、でも、キレイはキレイ。

踊りだと、特に。

ああ、私も、ふわーっと動いて止まって決まった時にあんな形になれたらいいのにって、魁春を見るたびに思うなぁ。素人がプロに憧れてもしょうがないんだけども。

いや、魁春はビジュアルに秀でているわけじゃないし、圧倒的なオーラで惹きつけるタイプでもなく、だからこそ鍛錬に鍛錬を重ねてここまで来たって風に見えて、手本にしたくなっちゃう。鍛錬の度合いが全然違うってのは、もちろんわかってるんだけどね。うん。

気持ちよく踊りを見て、次は菊之助の雪姫…なんだけども、なんかね、雪姫よりも三津五郎の大膳をものすごーく楽しんじゃった気がします。いつの間にこんな悪いヤツが似合うようになったのか。愉快ユカイ。三津五郎の国崩しはとってもユカイ。やらしー感じいっぱいで素敵じゃないですか。荒事なヒトになっちゃったなぁ、ホント。

もちろん雪姫も、遠目で見るとまた違った感じで楽しかったのだけど…そうそう、声は治ったようなまだアブナイような?雪姫の最初はあんまり出てなくてアレ?って感じだったけど、どんどん出てくるようになって女方の声はOKなのかなって思っていたら…加賀鳶は良かったけど、め組になったら再びアレ?で、藤松の声は最後に向かってどんどんアレ?になっていったような。ま、今日で終わりだし、来月の初日は4日だから、この間に完全養生できる日が1日か2日はあるよね、きっと。



勢揃いのところで、ふと見れば…昨日浅草で見てきた若手たちのお父さんがずらっと並んでるなぁって、なんとなく可笑しくなりました。ね、歌六、又五郎、三津五郎、錦之助、それに左團次も、みんなセガレはあっちに出てて、来年からレギュラーになるかしらって感じ。世代が変わっていく…そうよね、藤十郎の次が菊五郎なんだもん、そうなのよね(大爆)

それでも、最後の獲りモノなんて、上から見てるとそれなりに楽しい。きちゃない菊五郎にはかぶりつかなくてもいいから、案外3階からの方が加賀鳶は楽しめるかもしれないって思っちゃったりもして。

…で、実は、昼の部に入って舞台写真の入った筋書きを買おうとして、お財布に現金が3千円しかないのを発見して驚いた私。昼が終わって劇場をいったん出たら、そこから一番近い我がメインバンクのATM@京橋郵便局のお向かいへ。やー、あぶないあぶない。

夜は夜で、またまた三津五郎はユカイ。矢の根って、考えちゃうとバカバカしいけど、初芝居にふわーっと見ていると単純に愉快。お節のつらねも七福神の悪態も宝船の回文も「覚えたいかも」って思っちゃうくらい。最後のシーンは昨日亀さんがパロってたっけなぁ。

連獅子も上から見ると印象が違う…のだけど、それ以上に、毎日やってどんどん変わっていったのかしらん?という感じ。正直言って、最初に観た時は最後まで持たない感じがした鷹之資だけど、今日はきっちりやり切ってて、上手くなったというか強くなったというか、たぶんペース配分や力加減を習得したってことなんだろうな。

それと、これはたぶん今日が最後で「やり切ったぞ」って思いからなんだろうけど、吉右衛門が飛ばしてて飛ばしてて、最後まで力一杯な雰囲気にびっくり。そして、その達成感アリアリな様子に思わずホロっとする。この組み合わせの連獅子はこれが最初で最後の可能性が高いような気がするけれど、とにかく、任された吉右衛門は無事にそのスタートを切りました!ってな、そんなところだろうか。菊五郎と松緑の関係より悲壮感が強い気がするのは…私の偏見。でもそれはそれでいいような。吉右衛門の周りに人も増えたし、鷹之資もその中で磨かれていったらいいな。うん。

でもね、とにもかくにも私の目当ては最後のめ組。初芝居はめ組に始まりめ組に終わる。菊五郎の辰五郎で終わる!

あー

カッコいいよ、やっぱりカッコいい。辰五郎はカッコいい。何がいいんだろうな、ビジュアルだけじゃないんだよな、セリフ回しも身のこなしも、それだけじゃない。うーん、なんだろう、間、かな。そういうのすべて、なんだろうな。

だって、菊之助の藤松なんてえらくイイオトコだけども…イイオトコだからカッコいいかっていうと、いやいや辰五郎には負けてる!って思うもん。

最後の最後だからか、喧嘩のシーンは上から見てても激しくて。戸板に乗せられたヒトは、ものすごい勢いで落とされてたよね、確か。



うーん、最後がめ組で良かった。今年もいい観劇生活が送れそうな、そんな予感。いい一年になるなぁ、きっと。初芝居が終わったら、来月は花形。よーし。

◇◆◇

昼はギリギリに入って梵のカツサンドを食べましたが、夜はおでん定食に。このメニュー、年末に納めはしなかったけど、年初に初めはしたわけだ。じゃ、寒い季節のうちは贔屓にしなくちゃな。

1月演舞場@おでん定食.gif





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Last updated  2012.01.26 23:10:25 コメント(2) | コメントを書く
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