猫並生活

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2012.02.09
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カテゴリ: 観劇日記
勘九郎襲名披露公演、まずは昼の部から。

宣伝が功を奏したらしく、夜の部はいちおう完売のようで。ま、戻りはあるでしょうけど。

それに比べると昼はまだ残ってる…とはいえ。さすがに、いや、やっぱり、それなりにちゃんと入ってますね、先月よりはずーっと賑わっていて華やかで、おめでたい感じ。平日でこれだけ混んでたら、まずはいいんじゃないかなって思えるかも。

この公演の発売日には家にいなくて、ようやくチケットを変えたのが日付の変わる頃だったので、3階Bの上手コーナーはほぼなく…全然なかったわけではないんだけれども、都合のよい日にはなく…下手コーナーにするか、脇にするか、それとも3階Aにするか、夜中に悩んだんだっけ。

「御園座に遠征するし、團菊祭も大阪だし、やっぱりここは節約しよう…」と3Bに決め、あとは「襲名の演目で考えよう」ってことにしまして。

昼は土蜘。だったら、智籌の出を見なくちゃね。あれは音をさせず灯りも付けずに出るからモニターにも映らないハズ。とすれば、下手コーナーよりは右脇がいいんじゃない?と思って見れば、右脇のコーナー寄りの席が空いている!あっさり決定。

夜は鏡獅子と口上。口上は本舞台が見切れてはイケない。鏡獅子の花道はモニターでいいや。とすれば、下手コーナーに決まり。

というわけで、今日はものすごく久しぶりに演舞場の右脇13番なんて席で観ました。本舞台の上手側は見切れるけど…鳴神上人の小屋の中や、河内山が松江候の座敷に座ってるところは見えなくてもいいや。その代わり、雲の絶え間ちゃんは花道から全部見えるし、鳴神の六方も見られる。河内山の「ぶぁぁかめっ」も見える。うん、それでいい。

橋之助の鳴神は何度か見ているけれど、相手が七之助なのはたぶん初めて。実は、福助だとばっかり思ってたんですよね、私。座組みだけ見て。だから、花道から七之助が出てきて「中村屋」って大向こうがかかった時にはちょっとびっくりしました。



雲の絶え間姫…いつだったか、亀治郎が「息も絶え間姫」と言ってたっけ。しゃべりまくるお姫様なのは、この人が単なる姫じゃなくていわゆるキャリアウーマン(死語?)だから。キャリア官僚であり、宮廷で一番の美女だというからな、デキる女なんだゎ。色仕掛けでヤツを落としてこいと勅命を受けてきちゃうんだもん。ミッションだもん。

七之助の雲の絶え間ちゃんは、私はたぶん初めて見たんですが、かなり好き。まだちょっと弱いというか、もっとふてぶてしい感じの方が好みだけど、それでも「このミッションを達成して、なんとしても文屋と結婚するぞ」って気迫が感じられる気がしたから(笑)こざかしい感じは好きじゃないし、ビジュアルが宮廷一の美女ですか?ってのも嫌だし、ヒトの良さそうな感じもピンとこないけど、七之助は適度にずるくて真面目で美人。もっと悪い感じになったらもっと好きだな、きっと。

橋之助の鳴神は、たぶん私は、現役の役者の中では一番好きじゃないかって気がします。いろんな人がやっていて…今月の松竹座の無骨な、そしてスキャンダラスな!3人組のはそれぞれ見ているし、海老蔵に、あと三津五郎と。大御所になるとあんまりやらない役だけど、團十郎は覚えてるな。仁左衛門もなんとなく。そんな中で、好きなタイプは根がまじめだからこそ裏切られて怒髪衝天しても同情できるヒト(笑)だからかな、橋之助と團十郎が好きです。たぶん、松緑がやったら、それも気にいると思うな。三津五郎と海老蔵は、私には、ちょっと、怒り方が暗くて(爆)

ま、誰がやっても鳴神な好きな芝居なのでいいんですけど(笑)

だから、まず鳴神でならし運転して、いよいよ襲名演目に臨む感じがちょうど良かったです。

踊りの上手な新勘九郎だから、鏡獅子も土蜘もそれぞれ楽しみだったけれど、土蜘はアイにご馳走がでるしねー

その土蜘。目当ての一つの智籌の出が、意外に早いので新鮮な印象。っていうか、若い智籌さん。早く歩くから若いっていうのとは違うんだけど…早くて、しかも全体に若い。芸として若いんじゃないし、もちろんビジュアルが若々しいとかでもなく、なんだろうな、とにかく若いなっていうのが第一印象であり、一貫して感じた雰囲気であり、今でも残ってる記憶。

保昌が橋之助で、頼光が三津五郎で、胡蝶が福助か…と、ここまではまだ「花形でもあるかも」と思えるくらいだったけど、吉右衛門と仁左衛門が続いて出てくると一気に「襲名だ!」って気分になれちゃうから不思議。おめでたいっていうか、祝ってもらってるっていうか。吉右衛門なんて、昼はこれだけだもんね。それから勘三郎も、昼はここだけ。なのに拍手が、もしかして一番多い?!

一気に華やかな気分になって、わー襲名だって思ったのに…後半、橋之助の引率で出てきた四天王の後の二人、君たちはいったい(爆)先頭の綱は松江で赤面の金太郎ちゃんが巳之助だってのは判ったけど、後ろの二人は誰だろうって。3人目は棒立ちな感じが児太郎?でアタリ。4人目は帰宅して調べるまで分かりませんでしたが、そうですか、国生でしたか。むむぅ

ま、主役が溌剌と新鮮な土蜘だったから、それだけでいいか。

土蜘で山は越えた気分になって、あとの河内山は、実はその時までなんとなく吉右衛門だと思ってて(笑)あー、仁左衛門って昼はあのアイだけかぁ、なんて考えてた私。



さらに、転換して松江候の屋敷になったら…のっけの「殿、ご無体な」なところはちょっと、うーん、なんていうか、茶番ですか(大爆)東蔵のご家老様が出てくるまできつかったなぁ…

仁左衛門の河内山は、嫌いじゃないけど、好きでもないかも。やっぱり吉右衛門や幸四郎や團十郎の方が見慣れた感じがするからかな。

昼の部。私にとっては初めは良かったんだけど終わりはイマイチ。

◇◆◇

なんだか、楽天ブログの設定がいろいろ変わって、画像も今までと載せ方(載り方)が違うのがやな感じ。うーん、やな感じだ。



今日は3階の脇だけども、襲名披露だしってんで、紬で。全身赤…足袋も別珍の赤。還暦のオバサンっぽかったかしら(爆)

11@.gif2月演舞場@とろろそば.gif

そんな赤いオバサンは、今日はとろろそばを食べましたとさ。

襲名披露御膳はともかく、同じような内容のお弁当も売ってて、それもいいかなって思ったんだけどもね。

で、どうせおそばなら直次郎が食べられなかった天ぷらそばにする?と思いつつ、うーん、やっぱりおそばは冷たい方が好きってんで、とろろ。ここのおそば、悪くないんだけど、湯桶が最初から出てるのはイカン!





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Last updated  2012.02.09 23:23:14
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