ねこっぽ雑記

ねこっぽ雑記

2004年05月12日
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 大学へ行ったら近世文学のK先生から「渡すものがある」とのことで先生の研究室へ。何かと思ったら猿之助さん主演の「義経千本桜(4・5段目)」のビデオ。以前私がちらっと「猿之助さんの四の切(「義経千本桜」四段目)」を観たことがない」と言ったのを覚えていてくださって、わざわざ貸してくださったのです。忝い忝い……。
ちなみに先生とお話しているうち、昨日の歌舞伎座夜の部に先生もいらしていたことが判明。びっくりしました。先生曰く、「勧進帳」の弁慶が勧進帳を読む場面で、三津五郎さんは多少台詞をつっかえていたのだそうです。全然気がつきませんでした。
 さて家に帰って早速ビデオ鑑賞。昭和55年7月の歌舞伎座で行われた公演のビデオで、上演記録によるとこの月は「義経千本桜」の通し上演で、猿之助さんが主要の3役(知盛・権太・忠信)を完演したのだそうです。ただでさえ澤瀉屋(おもだかや。猿之助さんの屋号。)型の4段目は体力勝負の演目なのに……すごいなぁ。
 そして感想なのですが……まず最初に思ったのは出演者が皆さん若い!!猿之助さんは40歳くらいだし、鴈治郎さん・門之助さんはどちらも先代だし、右近さんはめちゃくちゃ細いし亀治郎さん(本名の喜熨斗孝彦で出演)なんて安徳帝(子役)ですよ!!もう登場人物が出てくる度に「うわ~」を連発していました。
 そして内容そのものに関してはさすが猿之助さんの四の切はすごいなぁ…と。技術はもちろんのこと役になりきってしまっているところが凄い。猿之助さんは「歌舞伎とはみずみずしいエネルギーの燃焼である」と仰っているけど、それをまさに体現したという感じ。「さすが」の一言に尽きる四の切でした。この頃の猿之助さんの「四の切」を生で見たかったなぁとつくづく感じました。

 ビデオを見終わった後そのままテレビをつけていたら「團十郎さん白血病」のニュース。歌舞伎の役者さんはめったなことでは休演されないから、良くはないんだろうなとは思っていたのですがまさか白血病とは……。吉弥さんが亡くなり、猿之助さん・團十郎さんが休演、雀右衛門さんも出演は口上のみ……。ひどく寂しくなってしまいました。
 またお元気な姿で舞台に立たれる日を心から楽しみにしています。今はゆっくりと体を休めて、治療に専念していただきたいです。





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最終更新日  2004年05月16日 23時20分06秒
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