ねこっぽ雑記

ねこっぽ雑記

2004年05月14日
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 今日は「スーパー歌舞伎の舞台裏講座」という新橋演舞場ミニバックステージツアーに参加してきました。「文化パステル」というところが開催した講座で、スーパー歌舞伎の大道具についての解説+実際に舞台の上に上げてもらい間近で大道具を見られるという非常においしい講座なのです。この講座は去年もあったのですが、去年は抽選に落ちてしまい受講できず。しかし今回運良く受講できることになって、期待に胸を弾ませながら昨日に引き続き演舞場へやってきました。今回の講座の定員は70名なので、当たり前ですが場内はガラガラ。こんなに活気のない演舞場に来るのは初めてでした。
 まず最初にスーパー歌舞伎出演者からのご挨拶。どなたかなと思っていたら静華・馬潤を演じておられる笑三郎さんでした。
 さてどんな話をされるのかしらと思っていたら…
〈笑三郎さん〉「私、実は去年もこの講座でご挨拶させていただきまして、スーパー歌舞伎についていろいろお話したんですが、私なんかよりも金井先生(金井大道具の社長。今回の講座の講師。)の方が詳しく丁寧にお話されるんですよ。ですから私が芝居に付いて話すのは無駄だと悟ったんですね。」
それでは一体何のお話を!?と思ったら、この4月からNHK‐FMでDJを務めておられる「邦楽ジョッキー」の宣伝でした(笑)。
〈笑三郎さん〉「実は今日(金曜)の11:00から放送があったんです。つまり今日の放送は終わってしまったのです。ところが聞き逃した皆さんに朗報です。邦楽ジョッキーは土曜の朝5:00から再放送しております。というわけで皆さん、明日の朝は早起きしてください。4:30、まぁ遅くても4:45くらいには起きてください。『市川笑三郎の邦楽ジョッキー!』という景気のいい一言から始まりますから。」
 というわけで私たちは明日早起きをしなければならなくなってしまいました(笑)。しかも…。
〈笑三郎さん〉「今日お家に帰られましたら地方にお住まいのお知り合い、例えば上京されている方でしたら地元のお友だちですとか、こちらにお住まいの方でしたら地方のお友だちなど、少なくとも3人に電話を掛けてください(笑)。そして『笑三郎さんに言われた』と邦楽ジョッキーを聞くように言ってあげてください。」
と宣伝のノルマまで課されてしまった(笑)。私は電話を掛けるのは面倒なので(笑三郎さん、ごめんなさい)、このHPで宣伝することにします。というわけで今この日記を読んでくださっている皆様、笑三郎さんからの伝言です。邦楽ジョッキー(金曜11:00~、土曜5:00~)、ぜひぜひお聞きください。

 この後金井大道具の社長さんからスーパー歌舞伎と「新三国志3」の大道具についての講演。スーパー歌舞伎についての説明は猿之助さんの著書にあるものとほぼ同じでしたが、大道具についての説明は興味をひかれるものが多かったです。
 たとえば「新三国志3」では背景が全面鏡なのですが、これはただの鏡ではなく後ろに光を入れると透けるという効果もあるんだそうです。そしてどうしてこういう背景にしたのかというと「現代の松羽目(能や狂言を題材にした演目で用いる松の大木が描かれた背景)を作りたかった」とのこと。スーパー歌舞伎は場面転換が多いので、それに対応する万能な背景を作りたかったんだそうです。なるほどと思いました。
 さてその後いよいよ舞台の上へ。スリッパに履き替え、普段は通れない花道を通って本舞台に上がりました。花道は、客席が見渡せてなかなかいい眺め。本舞台は、客席で見ている時はもっと特別な空間のように感じていましたが、上がってみると案外普通、というのが素直な感想。思ったより狭かったです。

舞台からの眺め


 驚いたのは舞台から客席がよく見えること。私は矯正視力が0.8くらいなのですが、舞台中央に立つと3階の一番後ろの席でも結構よく見える。それだけにいいかげんな態度で観劇してはいけないなとあらためて思いました。多分役者さんからは多くの観客の表情が見えていると思いますよ。
 さて舞台に上がって大道具や舞台機構を見せていただきました。驚いたのは大道具の操作で少なからず人力に頼っていること。「えっ!?これも人力なの!?」というものが多々ありました。

自力で運びます


大道具さんは約20名だそうで、この人数よりも多すぎても少なすぎても困るとのこと。チームワークが大事だと仰っていました。ちなみにこの日大道具さん・照明さんはこの講座のためだけに皆さん残ってくださったんだそうです。
 大道具や舞台装置を見学させてもらった後はビデオ鑑賞。去年の「新三国志3」(猿之助さん主演)を大道具や照明の見せ場に絞って編集したものでした。ガラガラの新橋演舞場で、かつて実際にこの劇場で上演された芝居のビデオを見るというのは非常に不思議なものでした。そして観ているうちに今年猿之助さんが舞台にいらっしゃらないことをひどく寂しく感じました。
 ビデオ鑑賞で今回の講座は終了。花道を通って舞台に上がらせてもらえたのは本当に貴重な、ありがたい経験でした。う~ん…もう一度「新三国志3」を観に行こうかなぁ。

桃の木






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最終更新日  2004年05月16日 23時47分29秒
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