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Sep 11, 2008
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カテゴリ: 映画・DVD
原作もそれほど良いとは思わなかったのだけど、ある時代のあるタイプの女性を描いた作品として、こういう物語が生まれたことは、わからなくはない。


『蛇にピアス』

20分経過の時点で、前の席の男子2人は座高が低くなり(寝た)、後ろの方からは「ふごっ」という大きな鼾が。
笑う場面じゃないのに、場内に失笑が拡がっておりました

以下、辛口で失礼します、ファンの方にはごめんなさい。

世界のニナガワ は娘に負けたと思う。
同じ原作モノでも、 『さくらん』 の方がずっと良かった。
蜷川さんの舞台は素晴らしくても、彼が「名前貸し」ではなく、かなり本気で「監督」をしたとしたら、映画向きじゃないんじゃないかな。

そう考えると、どんな媒体でもそれなりに作っちゃう 松尾さんや三谷さん
映画の途中で、そんなことを考えちゃう時点で、全然集中できてないってことですね。

こういうのは、好き嫌いの問題以前な気がする。
(たとえば『ミスト』は嫌いだけど、映画の出来は別に悪くないと思う)

明らかに「ツマラナイ」「引き込まれない」脚本や構成や編集が酷すぎるんじゃなかろうか。
同じようなからみシーンや始発(終電?)電車や渋谷の光景を何度も出されてもなあ。
描き方によっては、そういうのも手法や比喩ととれるんだけど、それも伝わらなかった

繰り返されるからみシーンで私が思っていたことは「下着の色が毎回違うな」「ピーチジョンのかなあ」
まあ、ルイにとってのセックスは「どうでもいい」感じではあるから、変に濃い演技されても困るし、乾いた感じで良いのだろうけれど。
だったらいっそ、毎回「そのもの」じゃなくて、昔の映画のように抽象的表現にしてくれても良かったんじゃないか。

ルイを演じた 吉高由里子 は、体当たり演技でヌードやセックスシーンを演じているのだけれど、その「女優魂」的な頑張りと、あまりにも棒読みな台詞がちぐはぐで、なんだか残念。

ルイの舌ピアスや刺青をいれるシバ役の ARATA は、いつも棒読み調というか、感情の起伏がない(台詞に響かない)役ばかりな気がする。

「これって、ザ・棒読み対決?」 という疑問が浮かんだ。

彼のS男ぶりはなかなか素敵なのだけど、脱ぐと貧弱で、なんだかなあ。
欧米のマッチョマンたちと比較しちゃいけないんだけど・・・どうも役柄のワイルドさと身体つきの貧弱さがアンバランスな気が。

蜷川応援団といった感じの特別出演で、 唐沢寿明、藤原竜也、小栗旬 がちょろっと出演していたりするのは、ファンサービスだろうか。


まあ、出演者のファンなら別ですが。
映画を観るなら、その半額以下で原作を読んだ方が良いのでは






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Last updated  Sep 16, 2008 12:00:17 AM


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