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「夕があった。そして朝があった。一つの日である」。 この時点で太陽系は形成されていません。「夕」も「朝」も「日」も無意味と思われます。 しかし語源からいうと「夕(エレヴ)」は「混沌」を、「朝(ヴォケル)」は「秩序」を意味します。「混沌があった。それから秩序があった」というわけです。「夕があった。そして朝があった」は創世の一日ごとに、繰り返されます。 初源のビッグバンから、混沌と乱雑さの中から、秩序が取り出されていく姿が浮かんできます。 自然は放置しておくと無秩序に向かうものです。 宇宙に一貫した法則が存在し、その結果、人間のような複雑な構成が出現しました。 すべては偶然にできたという主張は、数学的にありえないとされています。 未知な力が働いたとしか言えないのです。
2007/11/29
「『神』は光を昼と呼び、闇を夜と呼んだ」ですが、この時、地球はまだ出来上がっていないので、昼、夜という言葉は不適切といえます。 人間が出現し、光と闇を見分けるようになると光と闇は異なる二つの神が造ったという誤った考えが行き渡ります。 ヤハウェ[永遠]は光も闇も自分が造ったものであることを教えています。先ず闇を創造し、それから光を造ったのです。それが、人間の生活において、昼と呼ばれ、夜と呼ばれているのです。 元は一つです。それゆえ、ユダヤ人は朝の祈りで朝と夜を造った創造主を讃え、夜には夜と朝を造った創造主を讃えるのです。
2007/11/24
ところで三節の「光あれ」の「光」と四節以降の「光」は違います。 ラビ・エレアザルによれば、最初の光は地の果てから果てまで見渡せる光でした。しかし人間の腐敗を見た創造主はこの光を隠しました。それは「良い光」なので「良い人」すなわち「義人」のために取り分けたのです。それは後に(メシアの時代に)現れる正しい人が使えるようにしたのです。(タルムッド・ハギガ一二a) また、この光は地を見渡す創造主の目に近い能力を人間に与えるものでした。しかしそれはネシャマーの遺伝子が活性化する人だけに与えられるものなのです。 最初の光は創造主が隠したので見えない光となった、というユダヤ賢者の解釈は、現在も見えない光が存在し、見えない光をはじき出した物質と、物質のもととなったエネルギーが隠された状態で宇宙に充満していること意味しています。 それは暗い光、暗い物質、暗いエネルギーです。それは世の終りにヤハウェ[永遠]が義人とみなした者に現されると言われています。 この点に関して、シュローダーは次のように述べています。 タルムッドも現代宇宙学も、最初の「光」は強烈過ぎて人間の目には見えなかったことを認めています。それはガンマー線のエネルギー領域内に入るもので目には見えません。光子の熱エネルギーが三千ケルビン度に下がり電子が水素とヘリウムの原子核の軌道に落ち着いて光子は宇宙の物質から開放されて目に見える「光」として出現するのです。こうして神学的にも科学的にも、光は光となり、闇は闇となったのです。これを聖書は「一なる神々は光と闇の間を分けた」と述べているのです。
2007/11/15
ラムバンによれば「『神』は言った」の「言う」は潜在していた可能性を現実に現す行為を示し、「一なる神々は見た」の「見る」は存在の継続を意味します。 すべての存在は創造主の承認によって存続し、創造主の承認がなければたちどころに消えるのです。 四節で「『神』は光を、それを、良いと見た」と「光を、それを」と繰り返しています。他の個所は「『神』は良いと見た」とあるように繰り返しません。ラムバンによれば「光」を挿入しないと、天と地の創造を良いと見た、と誤解されるからです。
2007/11/09
ところで「『神』の風(ルアハ・エロヒーム)」はエジプトを脱出したイスラエルの民を守るために吹いた「風(ルアハ)」とは違います。 モーセが海に手を差し伸べると、強い東風が一晩中吹き続け、水が割れて乾いた土地が現れます。こうして創造主はイスラエルを救いましたが、この救いは自然法則を通して救ったのです。 創造主が介入して奇跡を起こしたのではありません。その証拠に、道を開くために、強い東風が一晩中吹き続けなければならなかったのです。創造主が介入したなら一瞬のうちに道ができたでしょうに。 創造主が自ら創造した自然法則をねじまげて奇跡を起こすことはないのです。 創造主の直接介入による創造の奇跡は三度行われたと創世記に書かれています。このことはまた後に触れるでしょう。
2007/11/05
この精度をもう少し詳しく見てみましょう。 宇宙は拡大していましたが、光子は素粒子と衝突を続け、混沌の嵐のようなスープ状でした。中性子と陽子は衝突しながらもヘリウムやもっと重い元素を作り出そうととするのですが、光子放射が形成途上の原子核を粉砕して中性子と陽子を元の自由奔放な状態に戻すのです。宇宙温度が10の9乗(十億)ケルビン度まで下がったとき安定した核が形成されます。 創造の最初の温度が一度異なっていたなら原子核が安定する温度はビッグバンの約一秒後に10の10乗度となり、高密度の宇宙における素粒子の融合が急速に進んで、水素を重い元素に変え、水素が全く存在しないか、ほとんど存在しない宇宙となったでしょう。 太陽をはじめ無数の恒星溶炉は燃えることもなかったでしょう。私たちがこのように存在することもありえないでしょう。 宇宙温度が10の8乗ケルビン度に下がるまで核安定が遅れたなら、逆に水素だけの宇宙になったでしょう。核形成に必要な中性子は自由奔放な状態だと放射性なので十五分の半減期で崩壊します。108ケルビン度になるまでに三百分が経過し、この間に中性子は全滅します。 結果は水素以外の元素が存在しない宇宙となり、生命は出現しなかたでしょう。
2007/11/03
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