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ジオン軍は、開戦時に3,200機に及ぶ MS-05ザクI
と MS-06FザクII
を実戦に投入しており、前線でも同一機体の操縦、整備に徹することが出来た。
しかし、ルウム戦役以降、戦争が膠着状態に突入し長期化したことと連邦軍の開発した RX-78-2ガンダム
の驚異的な戦闘力にジオン軍は、開発中だった次期主力モビルスーツの実戦投入を余儀なくされてしまった。性能面において、 MS-14Aゲルググ
でガンダムと同等のレベルに引き上げたものの、従来機と操縦系やメンテナンスの違いから、前線でのパイロット、整備士たちへの混乱を生じさせてしまった。
このことは、数で劣るジオン軍にとってかなりの問題となっており、従来機を含め、生産ラインの見直しとパーツや操縦系の統一で、前線の負担を軽減する策が施された。これが「統合整備計画」である。
MS-06FザクII
をはじめとする機体は、共用パーツ仕様の再設計機に改良され、生産ラインは、この計画に沿った状態で各モビルスーツの生産を開始した。これらの統合整備計画で誕生した機体が、MS-06F2ザクII後期型、 MS-09RIIリックドムII
、 MS-14JSゲルググイェーガー
等である。
これらの機体は、共用パーツを多用しているため、前線での運用の負担がかなり軽減された。しかし、配備開始が、終戦間近だったため、実際にこの計画が重宝されたのは、U.C0083のデラーズの決起であったと言われている。デラーズ・フリートが使用していたMS-21Cドラッツェは、この計画の利点を生かした前線での再利用機であった。正規の生産ラインを持たないゲリラ組織で数増やしの運用にも貢献し、一年戦争終結後、潜伏したジオン兵と連邦軍の交戦が長期化したと言われている。
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