ナ　チ　ュ　ー　ル

グリモー

野生のしらべ

野生のしらべ

著者：エレーヌ・グリモー／北代美和子
出版社：ランダムハウス講談社
サイズ：単行本
ページ数： 317p

【内容情報】（「BOOK」データベースより）

ひとりの友だちもいず、校庭のすみにうずくまっていたあのころ、わたしの居場所はここではないどこか「よその場所」だった。自傷行為、強迫的整理癖、ひきこもり…。そうしてわたしは狼と出会い、いまここにいるべき理由を、見つけた。天才ピアニストの移ろいゆく精神の叫び。

【著者情報】（「BOOK」データベースより）

グリモー，エレーヌ（Grimaud，H´el｀ene）
１９６９年、フランスのエクス＝アン＝プロヴァンス生まれ。７歳のころ音楽教室でピアノの才能を見出され、ピエール・バルビゼに師事する。８２年、１３歳でパリ国立高等音楽院に入学、同音楽院研究科へとすすむ。１５歳でＣＤデビューを果たし、現在までに２０枚近くのＣＤを発表している。日本をはじめ、ヨーロッパ、カナダ、アメリカ各地での演奏活動を続けながら、９９年には狼の保護施設「ニューヨーク・ウルフ・センター」を設立。毎年、数千人の子どもたちが同センターを訪れている

北代美和子（キタダイミワコ）
翻訳家。上智大学外国語学部フランス語学科卒業。同大学大学院外国語学部言語学専攻修士課程終了（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

若き日のエレーヌ・グリモー

まだ30代半ば(1969年生)だから、10代から30代にかけての録音が5枚組ボックスで出るということは、現在の演奏家としての充実ぶりを示すことでもある。85年から92年にかけてデンオンで録音を続けていた頃、日本でも彼女は目立つ存在ではなかった。狼に出会い自己解放する以前の演奏は、彼女らしい硬派な音楽性も随所に聴きとれるけれど、伝えたい思いを十分に音にできない“もどかしさ”で一杯。それはシューマンやブラームス、ラフマニノフの作品に不思議な陰を落とすことになって、これはこれですこぶる魅力的。

タイトル（英名）：『HELENE GRIMAUD THE EARLY YEARS』

[Disc1]
『若き日のエレーヌ・グリモー』／CD
アーティスト：エレーヌ・グリモー／ヘスス・ロペス=コボス／ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
曲目タイトル：

1.(ラフマニノフ)／ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調作品36::1 - Allegro agitato／(エレーヌ・グリモー)[7:11]
2.(ラフマニノフ)／2 - Non allegro Lento／(エレーヌ・グリモー)[4:52]
3.(ラフマニノフ)／3 - L'istesso tempo - Allegro molto／(エレーヌ・グリモー)[5:40]
4.(ラフマニノフ)／練習曲集《音の絵》 (絵画的練習曲集) 作品33::第1曲ヘ短調／(エレーヌ・グリモー)[2:31]
5.(ラフマニノフ)／第2曲ハ長調／(エレーヌ・グリモー)[2:11]
6.(ラフマニノフ)／第3曲ハ短調遺作／(エレーヌ・グリモー)[3:57]
7.(ラフマニノフ)／第5曲ニ短調遺作／(エレーヌ・グリモー)[2:42]
8.(ラフマニノフ)／第6曲変ロ短調／(エレーヌ・グリモー)[1:37]
9.(ラフマニノフ)／第7曲変ホ長調／(エレーヌ・グリモー)[1:53]
10.(ラフマニノフ)／第8曲ト短調／(エレーヌ・グリモー)[3:16]
11.(ラフマニノフ)／第9曲嬰ハ短調／(エレーヌ・グリモー)[2:24]
12.(ラフマニノフ)／前奏曲変ロ短調作品32の2::／(エレーヌ・グリモー)[2:52]
13.(ラフマニノフ)／前奏曲嬰ト短調作品32の12::／(エレーヌ・グリモー)[2:23]

[Disc2]
『若き日のエレーヌ・グリモー』／CD
アーティスト：エレーヌ・グリモー
曲目タイトル：

1.(ショパン)／バラード第1番ト短調作品23::／(エレーヌ・グリモー)[8:27]
2.(リスト)／ダンテを読んで～《巡礼の年第2年イタリア S.161》より::／(エレーヌ・グリモー)[15:20]
3.(シューマン)／ピアノ・ソナタ第1番嬰ヘ短調作品11::1 - Introduzione ; Un poco adagio - Allegro vivace／(エレーヌ・グリモー)[11:25]
4.(シューマン)／2 - Aria／(エレーヌ・グリモー)[2:52]
5.(シューマン)／3 - Scherzo e Intermezzo ; Allegrissimo／(エレーヌ・グリモー)[4:51]
6.(シューマン)／4 - Finale ; Allegro un poco maestoso／(エレーヌ・グリモー)[11:14]

[Disc3]
『若き日のエレーヌ・グリモー』／CD
アーティスト：エレーヌ・グリモー
曲目タイトル：

1.(シューマン)／クライスレリアーナ作品16::1 - 激しく動いて／(エレーヌ・グリモー)[2:35]
2.(シューマン)／2 - 心をこめて、速すぎずに／(エレーヌ・グリモー)[9:06]
3.(シューマン)／3 - 激しく駆り立てられて／(エレーヌ・グリモー)[4:16]
4.(シューマン)／4 - きわめて遅く／(エレーヌ・グリモー)[3:28]
5.(シューマン)／5 - 生き生きと／(エレーヌ・グリモー)[2:46]

ラフマニノフ&ショパン:ピアノ・ソナタ第2番/ショパン:子守歌/舟歌

ラフマニノフ&ショパン:ピアノ・ソナタ第2番/ショパン:子守歌/舟歌

アーティスト：エレーヌ・グリモー(Helene Grimaud)
作曲：ショパン(Frederic Francois Chopin) ほか
演奏：エレーヌ・グリモー(Helene Grimaud)

タイトル（英名）：『RACHMANINOV: PIANO SONATA NO.2 / CHOPIN: PIANO SONATA NO.2』

[Disc1]
『ラフマニノフ&ショパン:ピアノ・ソナタ第2番/ショパン:子守歌/舟歌』／CD
アーティスト：エレーヌ・グリモー
曲目タイトル：

1.(ショパン)／ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調作品35 《葬送》::第1楽章 : Grave - Doppio movimento／(ショパン)[7:30]
2.(ショパン)／第2楽章 : Scherzo／(ショパン)[6:42]
3.(ショパン)／第3楽章 : Marche funebre.Lento／(ショパン)[9:23]
4.(ショパン)／第4楽章 : Finale.Presto／(ショパン)[1:39]
5.(ラフマニノフ)／ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調作品36::第1楽章 : Allegro agitato／(ラフマニノフ)[9:48]
6.(ラフマニノフ)／第2楽章 : Non allegro - Lento／(ラフマニノフ)[7:24]
7.(ラフマニノフ)／第3楽章 : L'istesso tempo - Allegro molto／(ラフマニノフ)[5:56]
8.(ショパン)／子守歌変ニ長調作品57::／(ショパン)[4:54]
9.(ショパン)／舟歌嬰ヘ長調作品60::／(ショパン)[8:37]

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番他

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番他

アーティスト：エレーヌ・グリモー(Helene Grimaud)／ヴラディーミル・アシュケナージ(Vladimir Ashkenazy)／フィルハーモニア管弦楽団(The Philharmonia Orchestra)
作曲：ラフマニノフ(Sergei Rachmaninoff)
指揮：ヴラディーミル・アシュケナージ(Vladimir Ashkenazy)
演奏：エレーヌ・グリモー(Helene Grimaud) ほか

タイトル（英名）：『Rachmaninov: Piano Concerto No.2/etudes Tableaux』

[Disc1]
『ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番他』／CD
アーティスト：エレーヌ・グリモー／ヴラディーミル・アシュケナージ／フィルハーモニア管弦楽団
曲目タイトル：

1.(ラフマニノフ)／ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18 第一楽章:Moderato／(エレーヌ・グリモー)[11:31]
2.(ラフマニノフ)／ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18 第二楽章:Adagio sostenuto／(エレーヌ・グリモー)[11:57]
3.(ラフマニノフ)／ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18 第三楽章:Allegro scherzando／(エレーヌ・グリモー)[11:55]
4.(ラフマニノフ)／前奏曲嬰ト短調作品32の12／(エレーヌ・グリモー)[2:54]
5.(ラフマニノフ)／練習曲集「音の絵」作品33 第1番ヘ短調／(エレーヌ・グリモー)[3:07]
6.(ラフマニノフ)／練習曲集「音の絵」作品33 第2番ハ長調／(エレーヌ・グリモー)[2:58]
7.(ラフマニノフ)／練習曲集「音の絵」作品33 第9番嬰ハ短調／(エレーヌ・グリモー)[2:48]
8.(ラフマニノフ)／コレルリの主題による変奏曲作品42／(エレーヌ・グリモー)[17:37]

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