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2012.10.28
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カテゴリ: カテゴリ未分類
周防正行監督の『終の信託』を見ました。


同じ職場の医師・高井(浅野忠信)との不倫に傷つき、自殺未遂を図った呼吸器内科医の折井綾乃(草刈民代)。沈んだ日々を送っていた彼女は、重度のぜんそくで入退院を繰り返す江木秦三(役所広司)の優しさに触れて癒やされる。だんだんと距離が近づき、お互いに思いを寄せるようになる二人だったが、江木の症状は悪くなる一方。死期を悟った彼は、もしもの時は延命治療をせずに楽に死なせてほしいと綾乃に強く訴える。それから2か月後、心肺停止状態に陥った江木を前にして、綾乃は彼との約束か、医師としての努めを果たすか、激しく葛藤する。


これは終末医療、特に今よく言われる『リビングウィル』と、ラストの取調べ(検事役に大沢たかお)において、冤罪とはこうやって作られていくんだという、ストーリーです。

重いテーマです。
これ、『死期が近づいている』人間にのみ『尊厳死』が認められている、とかいうけれど、人間っていつ、どうなるか分からない、特に今のような交通戦争などがあって、いつ、『死』と直面するか分からないから、終末医療だけでなく、延命治療の有無をどうするか、という、すべての人に突きつける映画です。

折井は告発され、取調べを受けますが、言い分はほとんど聞いてもらえず、誘導尋問までされてしまうんですね。
ああ、こうやって冤罪は作られるんだ、あの、遠隔操作ウィルスで事実を認めた人はこうやって誘導されて、冤罪に陥ったんだ、って改めて思いました。

大学の法学の先生が絶対に『答えるな!弁護士を呼んでくれ!としか言うな!』といった理由が分かります。



テーマが2つになってる感があって、(特に取り調べシーンが長い)ちょっとぼやけた感がありますが、まあ、すかっとする映画ではありません。重い映画です。

圧巻は役所広司です。
すごいです。ほんとに喘息患者のようです。
かすれたような、苦しそうな話し方、ほんとに、おお!って思います。

ラストの苦しみ方も圧巻です。
マジ、またファンになりますよ。この人の映画、ほとんどみてるんですが、ほんとにさすがです。

浅野忠信の、なんちゅーか、無責任男も板についてたし(笑)、大沢たかおの、冷血検事もすごい。

でもでもでも、、。草刈民代が少し残念かな?
下手じゃないんだけど役柄のつくり込みが浅いってゆーか、まあ、役所広司に完全、食われちゃったからしょうがないかな?

この映画見て、私もリビングウィル、ちゃんとしておこうって思いましたわ。





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Last updated  2012.10.29 09:05:12
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