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昨日行われた2008K1グランプリ決勝。VTRにて見たので各試合ごとの状況を簡単に記しておきます。
●ピーターアーツvsバダ・ハリ○
GP開幕戦でシュルトを破ったアーツに対し、23歳急成長のバダ・ハリ。世代交代がなるか注目の試合。
バダ・ハリが開始直後から攻めて、わずか20秒足らずでアーツが1度目のダウンを喫する。それからバダ・ハリが攻めるが、アーツも持ち直す。
2Rもバダ・ハリが攻める。開始20秒足らずで回し蹴り&レミーばりのフライングニーでアーツが再びダウン。
最後は左フックでアーツはフラフラ。レフリーストップでバダ・ハリのTKO勝ち。バダ・ハリの強さが目立ったが、予想外の展開だった。
○エロール・ジマーマンvsエヴェルトン・テイシェイラ●
ヨーロッパGP優勝のジマーマンと極真世界王者のテイシェイラ。
お互い牽制した試合展開から、1分半過ぎたあたりでテイシェイラが攻めだす。
3Rはジマーマンが攻めるが、テイシェイラも負けていない。お互い疲れが見える中で攻めたが、最後にテイシェイラがダウンしてしまう。
判定の結果、2-0でジマーマンが勝利。
●ルスラン・カラエフvsグーカン・サキ○
ロシアの速射砲カラエフと高速キックが持ち味のサキ。K1ヘビー級最速決定戦とも呼べる両者の戦い。 1Rはポイントでサキが取った模様。2Rはカラエフが前に出てくる。カラエフがバックスピンを繰り出せば、サキも同様にバックスピンで返す。サキがコーナーに追い詰められるが、耐える場面が目立った。
3R30秒過ぎ、サキのバックハンドブローでカラエフがダウン。カラエフが攻める隙をサキが突く。お互い消耗が激しく3R終了。判定の結果、3-0でサキの勝利。
●ジェロム・レ・バンナvsレミー・ボンヤスキー○
無冠の帝王バンナとザ・フライングハイのレミー。
1Rはお互い見合うような展開もレミーはフライング・ニーを、バンナはローキックを出す。
2Rはバンナが手数を出すもレミーがカウンターを狙う。このラウンドの判定はお互いドロー。
決着の3R。1分半過ぎにレミーの攻撃を受けた時、バンナが左腕の痛みを訴える。古傷が折れている可能性もあるとのことでドクターストップ。レミーの勝利が決まった。
リザーブファイト第2試合
●ポール・スロウィンスキーvsメルウィン・マヌーフ○
1R残り1分あたりでマヌーフのミドルフックがスロウィンスキーに入り、スロウィンスキーがダウン。その後、マヌーフがフックの連打でスロウィンスキーが2度目のダウンを喫し、マヌーフが勝った。
準決勝
○バダ・ハリvsエロール・ジマーマン●
スピード+攻撃力が持ち味の両者。
1R残り1分でバダ・ハリがラッシュを見せるがジマーマンも立て直す。
2Rもバダ・ハリが攻めていたが、残り1分10秒あたりでジマーマンの右ストレートが炸裂し、バダ・ハリがダウン。しかし、バダ・ハリも負けてはいない。終了間際にバダ・ハリの右フックで今度はジマーマンがダウン。バダ・ハリはダウンした後にダウンを奪い返し、よく盛り返したと思う。
3R残り1分、お互い打ち合った際にジマーマンがダウンし、バダ・ハリの決勝進出が決まった。
●グーカン・サキvsレミ・ボンヤスキー○
体格差で劣るサキ。レミーが常に圧力をかける展開で1R終了。
2R40秒、レミーのミドルへのフライングキックがヒットし、サキが立ち上がれず。レミーが決勝へ駒を進めた。レミーの安定感が光る試合だった。
決勝戦
●バダ・ハリvsレミー・ボンヤスキー○
両者慎重な立ち上がり。残り1分ちょっとのところでレミーの左カウンターがヒットし、バダ・ハリがダウン。
2Rはバダ・ハリが攻めるが、レミーが倒れたところを上からパンチを2発浴びせ、角田信朗レフリーの制止にも頭部へ踏みつけるバダ・ハリ。しかし、これは反則行為!!
レミーに5分のインターバルが与えられるとともに、バダ・ハリにイエローカードが出される。
5分経過したが、レミーは物が二重に見える状態が治まらず、バダ・ハリの行為は悪質な反則と見なされてレッドカード、失格。
よってレミーの勝利となり、レミー・ボンヤスキーは第16代K1王者となった。
K1でレッドカードが出たのは初めてで、最後は悲しい終わり方になってしまい本当に残念です。 これは喧嘩ではないので、K1のルールに則って正々堂々勝負してほしいです。
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