◆長屋村       あらっ!ご近所さん♪

◆長屋村 あらっ!ご近所さん♪

September 17, 2010
XML
カテゴリ: ◆NovelでTea☆Time
指切り


二月八日[3]


帰宅

「亜紀のヤツ、そろそろ帰ってくる頃かな?」
「そうね、七時頃着くって電話があったから、間もなくじゃないかしら?」
そう話した矢先の事
「ただいま~」
玄関から亜紀の大きな声が聞こえてきた。
「お帰り~」
母の芳子が同じ様な大きな声で出迎えた。


「ただいま、お母さん」
「お帰りなさい」
「お帰り、亜紀。楽しかったか?」
「ただいま、お父さん。ええ、とても楽しかったわ」
「寒かったでしょ?」
亜紀は居間へ入ってきてリュックを置きながら答えた。
「北国へ行ったんだもの。そりゃ寒かったわ。でも人は暖かかったわよ」
「三陸海岸はどうだったの?」
「海が綺麗だったわ。品川から深夜バスに乗って行ったでしょ。途中福島辺りから雪でスピード制限があってゆっくりだったの。宮古へ朝七時頃着くはずだったのがね、二時間遅れの九時頃になってしまったの」
「雪道って恐いんでしょ?」
「滑るんだから恐いでしょうね」

「終点がホテルになっているの。珍しいでしょ?そこで降りたの。眼下に海が見えて素敵だったわ。そこのホテルではね、モーニングと朝風呂が頂けるの。それで三人で早速入ったわ。とっても気持ち良かったわよ。チェックインは午後からだったけど、その日は空いていたみたいで朝からチェックインさせて頂いたの。朝風呂から上がって・・・、お部屋で早速休ませて頂いて・・・、深夜バスの疲れを癒せたわ。それから観光船に乗ったの。船ではね、パンを売ってるの。カモメにあげるパンよ。ちぎって空高くかざすとカモメが飛んできて手からパンを持っていくの。感動しちゃったわ」
「そう、それは良かったね。船には酔わなかった?」
「ええ、穏やかだったわ。それでね、カモメに手も噛まれちゃって、思った以上に痛くてびっくりしたわ」

浩二は二人の会話を新聞を読みながら聞いていた。
「浄土ヶ浜も歩いたの。真っ白い岩で出来ていて、美しくかったわ。デジカメでいっぱい写真を撮ってきたから後で見せてあげるわね」

「食べてないから頂くわ。お腹が空いちゃった。お父さんは?」
「会社で済ませちゃったよ。ミーティングが長引きそうだからって、出前を取って食べたら、名案が浮かんできて終わり。さっき帰ってきた所だ」
「そうなの」
「お母さんとゆっくり食べなさい」
「分かったわ」







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  September 17, 2010 03:08:20 PM
コメント(0) | コメントを書く
[◆NovelでTea☆Time] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: