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2010年11月11日
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窮地に陥っている小沢氏に対し様々な人がいろいろアドバイスをしているようだが、小沢氏は殆んど沈黙を守っており小沢支持者をやきもきさせている。しかし小沢氏は伏魔殿のような政界の中心で20年以上も生き抜いてきたとてつもない大政治家である。学者や政治評論家らが提案することなど先刻承知ではないだろうか。

ところで2500年前に編み出された「孫子の兵法」は、現代に至るまで世界中の君主や英雄達が戦いの教科書として活用してきたと言われている。そこで小沢氏の行動パターンを冷静に観察してみると、どうやら彼も「孫子の兵法」を念頭に行動しているように見える。

例えば、過去に小沢氏が厳しい状況に置かれたとき「俺は潜る」といって姿を隠したことがよく伝えられていた。「孫子の兵法」の基本は「戦わずして勝つ」「勝算無きは戦わず」といったものだが、小沢氏は勝算が無いときには水面下に潜って様々な工作を巡らし、彼が姿を現すときには既に勝利が見えている時でもあった。

ところで今回の検察審査会のいい加減さやニセ情報で世論操作するマスコミに対し、小沢氏は直ぐにでも名誉毀損で訴えるべきと激怒している人は多い。しかし孫子は「王たるもの怒りをもって戦いを致すべからず」と説いている。恐らく小沢氏は今、勝負をするときではないと考え「徐かなること林の如く」沈黙を守っているのであろう。

さて「孫子の兵法」の中で「敵を知り己を知らば百戦危うからず」という有名な言葉がある。これは情報を制するものが勝利を得るということだが、恐らく小沢氏は沈黙している現在、敵情を探ったり敵を味方につけるなど水面下で激しい情報戦を展開しているだろう。

また孫子は作戦行動の要諦とし「始めは処女のごとく、後には脱兎の如し」と説いているが、これは敵の狙いに嵌った振りをして、機を捉えて兵力を集中し敵を突破するという意味だ。現状、まさに小沢氏は処女のように何もせず「動かざること山の如く」で相手の油断を誘っているようにも見える。

さて小沢氏が勝算を見出し「疾きこと風の如く」動き出すのは何時なのだろうか。恐らく来年春に菅政権が自然崩壊するのを待ち、一気に政界再編に打って出ることによって「戦わずして勝つ」ことを目指しているのかもしれない。その時こそ「侵掠すること火の如く」官僚組織やマスコミの改革を進めてくれるのではなかろうか。





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最終更新日  2010年11月11日 18時15分20秒
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