虹色のパレット

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2008.10.28

873.白鳥・舞台裏表5－カンパニークラス・センター2

(4)

カテゴリ：ダンス

やれ、木が倒れたの
やれ、黄身二つの卵が出たのって、
飛び入りばかりで、なかなか進まない。
でも、次の卵、どうかな？って思わない？

えーと、
何のことだったけー・・・。
そうそう、センターの途中だった。

我が子は、基本体型はあるものの、色々難点もある。
沢山ある。

筋肉質なので、ほっそらとした優雅さが無い。
しかし、その筋肉に物言わせて、ジャンプ力は抜群。

小さい時の訓練で付いた、
姿勢だの筋肉の使い方だのと悪い癖がなかなか抜けない。
大学でキックボクシングのクラスを取って、
足の正しい筋肉が使えるようになったとか
日々、努力して大分良くなっては来ているが・・・

まあ、とにかく上を見ればきりが無い、という世界で、
上も下も見ないで、目の前の自分と対峙していく。

結局、それが出来るのは、好きだからだ。

才能なんか無いよ、全然だめだよと誰かに、或いは皆に言われても、
彼女は踊るのを止めないだろう。
母も、絵を描くのは止めない。
なんて言われたって、好きなんだから仕方ないよ～♪＾０＾
外から見たら、過酷な競争のように見えたって、
本人に取ったら、ルンルン気分。苦にはならない。

好きなことが見つかって、好きなことが出来る。
こういう社会は本当に平和で発展的だと思う。
優しい社会になる。

今、社会が乱れているのは、
好きなことをするのは、
何だかいけないことのような錯覚のなかで動いているからだ。

好きなことが出来ない社会、嫌なことを強制される社会では、
人は、心を失う。

好きなことを、思いっきりしていたら楽しくなる。
虐めや意地悪などしたくもないだろう。

このカンパニークラスも、冗談がぽんぽん飛び出す。

突然、一人の男性ダンサーが、
踊っているＣＤのピアノ曲に合わせてロシア語の歌を歌い始めた。
歌い終わったら、笑いながらみんなパチパチと拍手。

次の曲は、白鳥の王女役が歌いだした。和やかな雰囲気だ。

踊っている本人が楽しそうでないダンスなんて、見たくもない。
技術的には、ある程度難点があっても、心から湧き上がる楽しさは、
見ていて気持ちいい。釣り込まれて、楽しくなる。

この写真を見たとき、素人の母は、
「足高く上がってるねー！！」
と感心。すると娘、
｢高く上がっているだけじゃないよ。
ターンアウトして、出来るようになったんだよ。
ほら、鏡に足の裏が写っているでしょう？」
成る程・・・。

さっき、ここで片足をあげてみた。
何かにつかまっていても、４５度上げると体が横に曲がってくる。
それ以上あげると、つりそうだからやめた。
まして、足の裏が前から見えるようになんて！！

楽しい雰囲気の中での、カンパニークラスのも終わりに近づいたとき、

大変なことが起こった！！

注；何十枚と撮った写真の中から見せられそうなのを選んで載せている。
実は、写真を見て、「よーい、ドン！」「ちょっと、あんたー。｣
｢えーい、やー、空手　チョップ！」「バンザーイ」｢どっこいしょ｣
とか言いながら、二人でお腹抱えて笑い転げるような写真が殆どだ。
そっちを見たいって。多すぎて・・・。

自然を、日本の美しさを忘れかけた我々に、
優しく語りかける

みきちゃんの俳句日記「奥の細道」

丸木橋きしませ渡る草紅葉。

声からす運動会の子のりレー。

花落ちて土に実りし落花生。

農に生き農を祝いて菊の酒。

by　みきちゃん

自然と共に、自然の懐に抱かれて生きるとき、
人間は本当に平安に幸せに生きられるんですね。

みきちゃんの俳句日記覗いて見て頂けたら嬉しいです。
ありがとう御座います。

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