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おさんぽのコーヒー飲んでますよ。のおじかんです。さて、日本からグアテマラ。 おさんぽのコーヒーとゆるキャン△
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地図で見ると遠く感じるけど、流れを知ってしまえば意外とシンプルです。
まず大前提として、日本からグアテマラへの直行便はありません。
必ずどこかで一回か二回、乗り継ぎます。
いちばん一般的なのは、北米経由。
成田か羽田、もしくは関空から出発して、
ロサンゼルス、ダラス、ヒューストンあたりへ飛びます。
ここまででだいたい10時間前後。
北米の空港で入国審査と乗り継ぎ。
ここは少し時間に余裕を見たほうがいい。
スーツケースを一度受け取って、再チェックインするケースも多いです。
そこからグアテマラシティ行きの便に乗り換え。
飛行時間は4時間から5時間くらい。
機内が一気に中米っぽい空気に変わってきます。
合計の移動時間は、乗り継ぎ含めてだいたい18時間から22時間。
体感的には、ヨーロッパよりちょっと長い旅。
もう一つのルートは、メキシコ経由。
日本からメキシコシティへ直行、またはアメリカ経由で入り、
そこからグアテマラシティへ。
このルートはスペイン語圏に一気に入れるのがメリット。
中米らしい雰囲気を早めに感じたい人には悪くないです。
到着する空港は、ラ・アウロラ国際空港。
首都グアテマラシティの空港で、規模はそこまで大きくありません。
入国審査は比較的あっさり。
観光目的ならビザは不要で、パスポートと帰りの航空券があれば大丈夫。
空港からそのまま観光、という人は実は少なくて、
多くの人は到着したらすぐアンティグアへ向かいます。
空港からアンティグアまでは車で約1時間から1時間半。
シャトルバスか、事前手配のタクシーが安心。
夜到着なら、無理せず一泊して翌朝移動するのもおすすめです。
時差の話もしておこう。
日本との時差は15時間。
日本が朝なら、グアテマラは前日の夕方。
最初の2日は体内時計がちょっと混乱するけど、
朝日と一緒にコーヒーを飲めば、意外とすっと戻ります。
服装は、飛行機では楽な格好。
到着後は高地の冷え込みに注意。
空港は暑くても、アンティグアの朝は冷えることがあります。
最後にひとつ、ラジオ的な小さなアドバイス。
日本を出るとき、
この旅で何杯コーヒーを飲もう、なんて数えなくていい。
グアテマラは、気づいたら一杯増えている国だから。
グアテマラのコーヒー便
今日は中央アメリカの山国、グアテマラから、スペシャルティコーヒーのうまみをお届けします!
まずはグアテマラってどんなとこ?
グアテマラは標高が高く、火山や霧、豊富な降雨量がつくる多様な気候と土壌に恵まれ、香り高いアラビカ種コーヒーのスペシャルティが育つ国です。98%以上が日陰栽培で育てられ、微気候ごとの味の個性が宝石のように光ります。
スペシャルティの名産地
アンティグア (Antigua)
火山に 囲まれた盆地で、ミネラル豊富な 軽石 土壌。昼夜の寒暖差がしっかりと豆を締めてくれ、しっかりしたコクと明るい酸味が特徴とされます。ウエウエテナンゴ
国でも高標高の地域で、ワインのような鮮烈な酸味と厚みある甘さ、果実感が出やすい産地。非火山性の土壌もユニークです。
アティトラン (Atitlan)
火山に囲まれた湖のほとりで育つ豆は、ナッティでバランスの良いフレーバーとフローラルな香りがよく出ます。
(このほかコバンやフライハネス、アカテナンゴなどの地域も個性派ぞろいです。)
グアテマラのスペシャルティグレードとは?
グアテマラでは、Strictly Hard Bean shb という等級表示を使います。これは「高標高栽培で密度が高い=高品質」と評価されるもので、スペシャルティコーヒーの多くがこのカテゴリに入ります。
豆は主にウォッシュト 洗浄 で仕上げられ、きれいなカップクオリティが出るのが世界的な特徴。
日本のカップにも届くコーヒたち〜輸入と流通
現在、日本は世界有数のグアテマラコーヒーの輸入国のひとつで、アジアマーケットでも重要な存在です。
代表的な輸入業者/卸
ワタル株式会社 — 70年以上の歴史を持ち、世界各地のスペシャルティ生豆を輸入。特定の原産地ロットも扱います。
ラジオ風まとめ一杯
「山々が刻む表情と、手揉みで磨かれる味わい。グアテマラのコーヒーは、それぞれの産地の息遣いをカップに映してくれる」──そんな香り高い一杯が、世界をめぐり、そして日本のカフェにとどきます。スペシャルティの森からさらに深掘りグアテマラコーヒー図鑑
生産量と栽培事情
グアテマラは世界でも有数のコーヒー生産国で、年間約340〜362万袋(60kg袋)前後のコーヒーを生産していると報告されています。アラビカ種がその圧倒的多数(99%近く)を占め、香り高い豆が主流です。 産地特性としては森林のように木陰で育てる栽培が一般的で、大半が小規模農家による生産。品質重視のため肥料や機械化を慎重に導入している農園も多く、単純な量よりも品質と持続可能性を高める方向へシフトしています。
品種(Varietals)
グアテマラで栽培される主なコーヒー品種(バラエティ)は以下です:
ブルボン (Bourbon)
カツーラ (Caturra)
カツアイ (Catuai)
ティピカ (Typica)
マラゴジッペ (Maragogype)
パチェ / パカマラ系 (Pache / Pacamara)
ゲイシャ (Gesha)(近年一部で栽培増加)
これらは主にアラビカ種で、火山性の土壌や高地特有の気候によって、品種ごとに酸味や甘み、ボディ感が異なる風味を生み出します。 代表的な生産地域と風味
グアテマラ全土には多様な気候が広がり、8つの主要な産地に分けられています。それぞれが個性的なコーヒーを育てています。 アンティグア (Antigua)
火山に囲まれた盆地
甘みとバランス、クリアな酸味
多くがブルボン、カツーラ、カツアイなど
世界的に最も知名度が高いグアテマラコーヒーのひとつです。
アカテナンゴ渓谷 (Acatenango Valley)
標高1300〜2000m
ミネラル豊富な土壌が深いアロマとクリーンな後味
香り高さと複雑な味わいが魅力。
ウエウエテナンゴ
乾いた高地で最も高標高
フルーティーな酸とボディ
→ 豊かな果実味を持つロットが多い人気エリア。
アティトラン
湖と火山が織りなす自然景観
豊かなボディとアロマ
→土壌の有機物がコクを引き出します。
コバン 年間を通じて雲や霧の多い気候
ミディアムボディでハーバルなニュアンス
ジャングル気候に近い特殊環境。
ほかにフライハーネス、サン・マルコス、ニュー・オリエンテなど多様なエリアがあります。)
等級 グレードについて
グアテマラ独自の等級は主に標高ベース。標高が高いほど豆の密度が高く、評価が上がる傾向にあります
SHB Strictly Hard Bean 標高1400m以上(高品質スペシャルティ層)
HB(Hard Bean)…標高1200m以上
その下にSemi Hard Beanなどの等級が存在します。
スペシャルティコーヒーの多くはSHBに該当しているよ。 つぎに、 観光地としての魅力
グアテマラはコーヒーだけでなく、歴史と自然が融合した旅先としても魅力的です:
アンティグア市
世界遺産にも登録されたコロニアル都市。
石畳の街並みと火山の眺望が美しく、コーヒー農園ツアーと遺跡巡りが両立します。
アティトラン湖
雄大な火山に抱かれた湖。
カフェ巡りやフィンカ(農園)訪問で深い味を体験できます。
ウエウエテナンゴ地方
山岳風景とトレッキング、先住民の文化が色濃い地域
コーヒー農園のツアーも行われています。農園ツアーでは豆の採取~精選のプロセスや、カッピング(試飲)体験ができるところも多く、旅行と「味覚の冒険」が一度で楽しめます。 まとめ
グアテマラのコーヒーは、火山のミネラルを飲み込んだアラビカ種が主力で、地理的多様性が味のバリエーションを生む宝庫です。品種・標高・気候が組み合わさることで、地域ごとに風味が異なり、世界中のスペシャルティ愛好家を魅了しています。
旅としても、アンティグアの歴史都市やアティトラン湖、山岳地帯での農園訪問がセットで楽しめるのが魅力のひとつです
グアテマラのコーヒー業界には、山の風景のように色彩豊かな生産者とスペシャルティ農園、そして歴史に名を刻む人々や名門栽培地が存在します。ここでは代表的な人物や農園、お店をピックアップして紹介しますね。
有名で評価の高い生産者・農園
Juan Diego De La Cerda / El Socorro(エル・ソコロ)
グアテマラ東部Nuevo Orienteで活躍する生産者で、農園「El Socorro」はCup of Excellence(コーヒー世界最高峰の品評会)常連の名門。高品質ゲイシャやパカマラなど多様な品種を栽培し、持続可能性にも注力しています
Alliance For Coffee ExcellenceAguirre家 / Finca El Injerto(エル・インヘルト)
**Huehuetenango(ウエウエテナンゴ)**の伝説的農園。8回以上のCup of Excellence受賞歴を誇り、世界的に高い評価を受けています。家族経営でありながら、卓越した品質と革新性で知られています。Jose Roberto Monterroso Pineda / Finca El Morito
Jalapa地域で活躍する生産者。Cup of Excellenceで高得点を獲得したスペシャルティロットの生産者として世界的注目を集めています。 Fredy Milton Morales Merida / Rosa Farm
HuehuetenangoにあるRosa Farmの生産者。競技的な評価と品質の高さで賞に名を連ねるコーヒーを提供しています。
Global Coffee Report
AsproguateとFuerza de Mujer(女性生産者の協会)
Atitlanエリアにある有機栽培の生産者グループ。女性を中心にコーヒー栽培とコミュニティ支援を両立する団体で、近年注目が高まっています。
Lorena Castillo Castellanos / Sierra Roja Farm
雲霧林(Sierra de las Minas)で地域環境を大切にしながら革新的な栽培・精製を進める生産者。高品質なゲイシャ栽培による新しい風も吹かせています。
有名・歴史ある農園(ブランド的にも知られる)Finca Filadelfia(フィラデルフィア農園)
Antiguaの老舗農園。19世紀から続く伝統と火山性土壌を活かした風味豊かなコーヒーで知られています。 Finca San Isidro Chacaya & Los Lirios
Atitlan地域で100年以上の歴史を持つファミリー農園。火山に囲まれた風景と高品質な豆で知られています。 Ojo de Agua / Godoys Gourmet
1908年から続く歴史的農園で、伝統的な栽培法を守ったコーヒーが評価されています。Finca Agua Tibia(アグア・ティビア)
Fraijanes地帯で評価の高い農園として知られ、歴史ある生産地のひとつとして名前が挙がります。
グアテマラで訪れたい代表的なカフェ&観光地
グアテマラで「業界人と会える」「コーヒー文化を体験できる」スポットとしては、以下のようなカフェ&観光地も人気です
アンティグアのカフェシーン
Antigua Guatemalaの街中には、地元焙煎のカフェや高評価のスペシャリティコーヒー店が多く、旅行者にも人気。多くは近隣農園とのつながりがあり、農園主が訪れることもあります。
Centro Cultural la Azotea(ラ・アソテア文化センター)
コーヒー生産の歴史やミュージアムが見られる文化複合施設。古き良き農園と文化を感じられるスポットです。農園ツアー
ウエウエテナンゴやAtitlan周辺の多くの農園ではコーヒーツアーが開催されており、収穫や精選過程の体験、カッピング(試飲)を楽しむことができます。高評価農園El InjertoやEl Socorroなどの訪問も人気です。まとめ
グアテマラのコーヒー界は、単なる「豆の生産地」以上の生きたコミュニティと伝統が広がる舞台。老舗農園から次世代の革新派まで、多彩な顔ぶれが世界のスペシャルティシーンを牽引しています。特にCup of Excellenceで名を馳せる生産者や、地方でコミュニティを支える協同組合は、風味だけでなく人々の物語にも光を当てていますね。
グアテマラの観光の魅力は、大きく分けると三つあります。
古代文明、火山と湖の自然、そして生きている先住民文化。
この三つが、わりと近い距離にぎゅっと詰まっているのが特徴です。
まずは、やっぱり外せないのがアンティグア。
ここは単なる観光地じゃなくて、歩いているだけで時間をさかのぼる街。
スペイン統治時代の首都だったので、教会、修道院、石畳の道がそのまま残っています。
壊れたまま保存されている教会跡も多くて、地震の多い国だということも実感します。
アンティグアでは、街歩きそのものが観光。
中央公園から放射状に歩いて、古い市場をのぞいて、夕方は火山を背景にコーヒーを飲む。
もし体力があれば、アカテナンゴ火山の一泊登山も有名。
夜に溶岩を噴くフエゴ火山を遠くから見る体験は、かなり強烈です。
次に、アティトラン湖。
多くの旅人が「世界一美しい湖」と言うけれど、理由は景色だけじゃない。
湖の周りに点在する村ごとに、雰囲気も文化も違うからです。
サン・マルコスは静かでスピリチュアル寄り。
ヨガや瞑想のリトリートが多く、何もしない贅沢を味わう場所。
サン・フアン・ラ・ラグーナは、先住民文化が色濃く残る村。
手織りの工房や、天然染料など、コーヒーの向こう側にいる、人と歴史と名産の話をするよ。
グアテマラという国を形づくってきた偉大な人。
まず最初に名前が挙がるのは、ミゲル・アンヘル・アストゥリアス。
彼は詩人であり作家。
先住民マヤの神話や言葉を、近代文学として世界に届けた人です。
1967年、ノーベル文学賞を受賞。
ラテンアメリカ文学が世界に認められる流れを作った存在でもあります。
彼の作品には、グアテマラの自然、暴力、祈り、沈黙がそのまま流れています。
次に、リゴベルタ・メンチュ。
先住民マヤ系の女性で、人権活動家。
内戦の中で声を奪われてきた人々の立場を世界に訴え、
1992年にノーベル平和賞を受賞しました。
観光地の裏にある歴史を知るとき、必ず出会う名前です。
政治の世界では、ハコボ・アルベンス。
1950年代に土地改革を進めようとした大統領で、
その試みは国際政治の波に飲み込まれて挫折します。
彼の時代を知ると、なぜこの国が「豊かさと不安」を同時に抱えているかが見えてきます。
さて、ここからは名産品の話。
コーヒー以外にも、グアテマラには世界に誇れるものがたくさんあります。
まずは織物。
マヤの女性たちが身につけるウィピルと呼ばれる民族衣装。
村ごとに模様と色が違い、
それは地図の代わりでもあり、家系の記憶でもあります。
アンティグアやアティトラン湖周辺で見る織物は、
お土産というより文化そのもの。
次にカカオ。
実はグアテマラは、カカオ文化の源流のひとつ。
マヤ文明では神聖な飲み物でした。
最近は、クラフトチョコレートとして再評価されていて、
カカオ農園見学もじわっと増えています。
翡翠も忘れられません。
マヤ文明にとって翡翠は金以上の価値がありました。
アンティグアには翡翠専門の博物館や工房もあって、
装飾品を見るだけでも古代の価値観が伝わってきます。
食べ物で言うと、ペピアン。
スパイスとナッツを使った濃厚な煮込み料理で、
グアテマラの国民食とも言える存在。
トウモロコシ文化の国なので、トルティーヤも日常の主役です。
そして、世界遺産の話。
まず外せないのがティカル。
ジャングルの中に眠るマヤ文明最大級の遺跡。
ピラミッドが木々の上に顔を出す光景は、
遺跡というより、時間そのものが残っている感じがします。
朝の霧の時間帯は、本当に別世界です。
次は、アンティグア・グアテマラ。
スペイン植民地時代の都市遺産で、
地震によって壊れ、再建され、放置され、保存された街。
完璧じゃない美しさが、ここにはあります。
三つ目がキリグア遺跡。
巨大な石碑ステラで知られるマヤ遺跡で、
彫刻の精密さはマヤ文明屈指。
観光客は少なめだけど、静かに向き合える場所です。
最後に、複合遺産のキリグア公園も含め、
グアテマラの世界遺産は数こそ多くないけれど、
一つ一つがとても濃い。
こうして見ると、
グアテマラはコーヒーの国というより、
言葉、布、石、森、そして人の記憶が積み重なった国。
旅をするとき、
一杯のコーヒーの味が深く感じられるのは、
その背景にこういう物語があるからなんだと思います。
それでは、ほんじつの、おさんぽコーヒー美味しかった。の時間をおわります。またねー