娘が産まれた次の春、息子は小学校に入学でしたので
神奈川へ帰ったのですが、体調は思わしくないままでした。
息子は小学校低学年なのに妹の世話をせっせとし、とてもいいお兄ちゃんでした。
食べるものにも困ることがあったのですが、近くに昔ながらの八百屋さんと万屋さん?が
あったので、お使いにもよく行ってくれました。
でも、夜、寝る前になると、私にぺったり甘えてきまして
まだまだ、母親に甘えたいのは当然だろうな、と愛おしく思いました。
私が、手抜きの夕食を用意している間、妹の相手をしながら
「今日学校でね、こんなことがあったんだよ」と話し
それに娘が反応すると、
「Mちゃんも、お兄ちゃんと学校へ行きたい?」と
本当に許されるのなら連れて行きたいようでした。
夕食の支度がいくら遅れても文句ひとつ言わず、妹の着替えまでさせてくれました。
ところが、ガムはたまに帰ってくると、息子の甘えは一切許さない、様なことを言うのです。
「お母さんが疲れるだろう!」と、決めつけるのです。
そして、私の体調がすぐれないのは息子のせいにするのです。
その上、かまうのは娘ばかり、、、
息子は頭では我慢できても気持ちが持たなかったようです。
ガムがいない間、学校を休むことが多くなりました。
私はガムにそのことは黙っていました。ばれなければそれでよかった。
ちなみにガムは子供のころ、末っ子で母親を独占し、
嫌なことがあるとすぐ学校を休む子だったそうです。
自分で言っていました。
そして「ガムにとって嫌な親父」と同じようなことを言ったわけです。
家長の言うことは絶対、という点では。
そして、末っ子こそが、親を独占していいみたいな変な理屈を持っていました。
私も私で「あんたが疲れるから とっとと出張へ行けよ」と黙ってました。
このころになると、ガムに逆らうと時間の無駄なので、なおかつ
普段はいない人間なので、「ああ、そう」「ふーん」ぐらいしか言わなくなっていました。
気持ちの上でも、3人だけが家族だったのです。