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特段味もないくせに入っていると妙に嬉しい食材ってあります。こういう書き方をした場合には、味がなくても食べたい食材を列挙して見せるのが通例かと思うのですが、どうしたものか一向に浮かんでこないし、食材リストを眺めようというだけの意欲もないからこのまま書き進めて思い出すようなことがあったらその度に挙げるということでご勘弁ください。って冷静になるとわかめなどの海藻類ばかりでなく春雨、麩、こんにゃくなどなど挙げだせば切りがなさそうです。これらももちろん好きな食材ではありますが、近頃やけに食卓への登場機会が増えたものにキクラゲがあります。今では生のキクラゲもそこらのスーパーで容易に入手できるようになりましたが、やはり生のものは割高だしちょっと食感が頼りない気がするのです。そう、味の希薄な食材の多くは味でも香りでもなく、その食感に惹かれるのであります。キクラゲはなかなかに揚言するのが難しい、独特な食感が魅力です。ほとんど無味でかすかに黴臭さがある程度と定番の中華料理以外でも和食など様々に活用できそうだと思っているのです。戻しの時間も案外短くて済み、最低限10分もぬるま湯に浸けておけば食べられますし、多めに戻して保存容器で冷蔵すればいつでも手早く使えて便利です。こんなに手軽なのを知っていればもっと以前からガンガンに使っていたんですけどね。 といったようにキクラゲは万能食材なんですけど、やはり定番といえば野菜炒めに加えたものでしょうか。敢えてレシピなどのせませんが、やはりこれが入っただけで食感に変化が生まれるとともにきっちり噛むことで満足度もアップするようです。 またも中華料理で、白菜猪肉片炒木耳という料理です。料理名そのままの白菜、豚肉、キクラゲの炒め物です。プロの料理だともっと多様な食材を用いるのかもしれませんが、中華料理ってあれこれ作ってみるとその調理方法や味付けは案外決まり切っているような印象を受けます。豚肉(一口大/【下味】に漬ける) 100g/サラダ油 小さじ1/白菜(そぎ切り) 3枚/キクラゲ(水で戻す/一口大) 10g/生姜 1片/にんにく 2片/砂糖 小さじ1/2/赤唐辛子 小さじ1/塩・うま味調味料・片栗粉・水 適宜/【下味】醤油 大さじ1/塩 適宜/サラダ油 大さじ1/水 大さじ1/片栗粉 小さじ1【作り方】1. フライパンにサラダ油を熱して生姜、にんにくを炒める。豚肉を加える。白菜、キクラゲを加える。砂糖、赤唐辛子、塩、うま味調味料を加える。水溶き片栗粉を加える。 とまあ同じような味付けで調理しても食材次第で違った印象をもたらすことができるのが中華料理の良さですね。その点では日本料理と似ているようにも思えます。インドのカレー系料理だと食材よりもスパイス次第で味が決まってくるといった印書がありますがそんなことはないかな。ともあれおいしゅうございました。 これまたド定番の木須肉(ムースーロー)です。クラゲと豚肉の炒め物ですね。中華料理店での日本語表記が木耳玉子炒めといった名前で提供されることが多いけれど、中郷語ではどうして卵を割愛したんでしょう。【材料】豚肉 150g/キクラゲ(水で戻す/一口大) 40g/卵 2個/にんにく・生姜 小さじ1/2/ごま油 大さじ1/青ねぎ(小口切り) 適量/【調味料】酒 大さじ1/塩・胡椒 適宜/オイスターソース 小さじ1/醤油 小さじ1/鶏がらスープの素 小さじ1/2【作り方】1. フライパンにごま油を熱して豚肉を炒める。キクラゲ、【調味料】を加える。溶き卵を半熟に炒めて混ぜる。皿に盛って青ねぎを散らす。 これまた食べ馴染んだ美味しい料理です。もっと肉を少なめにして卵を増やした方がよいように思えました。春菊と茹でた鶏肉があったので加えてみることにしましたが、これが当たり。 これが本題。パスタとキクラゲを合わせてみました。キクラゲのスパゲッティです。たっぷりと使うと食べ応えを感じるので麺を減らせてダイエットに繋がる効果も期待していいかも。【材料】スパゲッティ(茹でる)・キクラゲ(水で戻す/一口大)・春菊(5cm幅)・鶏胸肉(そぎ切り/茹でる)・赤唐辛子・塩・胡椒 適宜【作り方】1. フライパンにオリーブ油を熱して赤唐辛子を炒める。キクラゲ、春菊、鶏胸肉を加える。スパゲッティ、茹で汁、塩、胡椒を加える。2022/10/12 きっとにんにくを加えた方がさらに美味しそうですが、それだとキクラゲの風味が負けてしまうのでシンプルに作るのが良さそうです。
2022/10/25
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相当飲んだので翌日の仕事に備えてホテルに帰るべきだったのでしょうが,勢いは止まりません。広島駅の南北をまたぐ高架下にちょっと侘しい趣の焼鳥屋らしき店があるので寄ってみることにしました。「鳥亭 駅西店」です。格別どうってことのないお店ですが,カウンターのみの店内のわれわれ2名の予約席っていう感じでちょうど空いていた席に腰掛けると店にしっくりと嵌り込んでしまって,不思議と居心地がいいのです。日曜日の夜ということもあって常連の中でも地元のコアなお客さんばかりなので,「なんとかじゃけん」とか「いけん」といったよく知られた広島弁が飛び交っています。普通にさっと寄り道で一杯引っ掛けるのにちょうどよい気さくなお店でした。 ここまで来てまだ食べるかと己の卑しさにうんざりしてしまいますが,締めとばかりに「上海」なる中華そば屋さんに入ったようです。人事みたいなのはさすがに記憶がおぼろげになってるから。「鳥亭 駅西店」を出て城北通りという広島駅前の大通りを渡った先にはやはり高架下に広島駅前レンガ通りなる飲食店が寄り集まった一角があって恐らく他店はお休みだったんでしょうね,この「上海」に吸い込まれたみたいです。品書きにはおでんなんかもあって,〆の中華そばというのもいいのでしょうが,われわれは〆の一杯ということで餃子に走ったようです。数も多くてジューシーでなかなかうまかったことをかすかに思い出します。 とまあ駆け足もいいところだったのですが,瞬く間に広島での一夜が過ぎ去って,次に来るのは一体いつになることやら,ぜひ近いうちに行けたらいいなと思うのでした。
2013/02/21
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「源蔵 本店」をご存知の方なら,ぼくが日頃横丁好きを吹聴しているにも関わらず,肝心な横丁に立ち寄っていないではないかと怪訝に思われたかもしれません。ちゃんと覗いてきましたのでご安心ください。「源蔵 本店」からほんの数メートル離れたところにとあるくたびれたビルがあってその1階部分が「駅前横町」として飲食街になっているのでした。くたびれたビルと書きましたが,壁面は剥落した箇所も多く穴ぼこだらけになっています。すでに閉館していますが2階はかつて「駅前東映」があったようです。 黄色地の派手な看板と最近良く見かける韓国の民家を模したらしい韓国料理屋を見ただけでは特にどうってことのない退屈な風景でしかありませんが,通り抜けできる細い路地を覗き込むと確かに懐かしの飲み屋横丁そのもの,しっかり共同便所もあります。いらっしゃいませの看板に誘われて足を踏み入れると,「順ちゃん」やら「秀ちゃん」,「横綱」といった小ぶりで色取り取りな内照看板が懐古的な気分にさせてくれはするものの,各店舗の中は案外新しくてちゃんとお手入れされているようです。 どの店も気になったのですが席にゆとりのある「居酒屋 さいらい」を選択。カウンターだけの狭い店ですが先客1名だけなので,ゆったりとしています。お隣の2席は予約が入っているとのこと。旧友とのお喋りに夢中になってしまいお店の観察が疎かになってしまいましたが,くつろげるいいお店だった記憶があります。焼牡蠣などの広島らしい肴もありますが,ホルモンの天ぷらだか唐揚だかが東京ではあまり見掛けないななんて思いながら,さほど味もないホルモンをぐにぐにと噛み締めたのでした。 ぼちぼち夜の帳も下りてきたので,大須賀特飲街(駅西商店街とも呼ばれているようです)にもネオンが灯り始める頃でしょうか。木造モルタル3階建て70軒ほどがすし詰めになったそのほとんどが飲食店であるにも関わらず,ほぼすべての店は閉まったままです。できれば3筋ある路地のお店で飲みたかったのですが(実は「安兵衛」というお店はやっていたようなのですが,しっかり酔いが回り始めていたため引き返すのが億劫になっていたのでした),JR山陽本線の線路沿い側の幾分怪しげなムードに劣る外縁のお店で妥協することにしました。 入ったのは「瀬戸海人 広島駅西店」というお店。瀬戸内の魚介を出すお店というわけではなく,外観どおり沖縄料理店です。広島で沖縄料理ってのもなんだかなあと思いながら入店。やはり小奇麗であまり面白みは感じられません。案外盛況で1階には席がないため2階に通されます。3階にも席があるようで,テーブル席がせまぜまといびつな形状で区切られているのがちょっと面白いです。2階は最初から最後まで2人っきりで,店の人を呼ぶのもインターホンなのでやや味気なかったです。やはり「安兵衛」に行って,この界隈の歴史なんかを伺うべきでした。
2013/02/20
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ちょっといい気分になってきたので,ここでひと休み。立派な欄干で飾られた橋があります。被爆してもほとんど被害を受けずその優美な姿をとどめた猿猴橋です。町歩きをしていてもついついせかせかと歩いてしまう癖があるので,意識的にのんびり歩いてみたらとても気持にゆとりができていることに気付きました。この後,広島在住の友人K氏に会うことになっているので,それまでのんびり喫茶店にでも入ってみることにしました。 川沿いをぶらぶら歩いていると遠目からでも目立つ立派なビルに「青い鳥」なる喫茶店があるようです。なかなか渋いムードの青いひさしを眺めながら店内に入ります。想像通りかなりのオオバコ喫茶店です。地下も喫茶スペースのようです。そろそろ閉店も近いのかお客さんはお馴染みさんらしき方がおひとりだけ。店の女主人と親しげにお喋りされています。思いがけずシャレた内装で,古い喫茶店にたまに感じるプレッシャーみたいなものはありません。ぼくは見晴らしのよさそうな席に着き,ゆっくりと珈琲をいただきました。ちょっと暗めな店内でのんびり旧友を待つというのはなかなか大人な気分です。 広島駅に到着したとの連絡を受けたので,途中で落ち合おうと駅前の愛友市場側を指定しました。先ほど歩いたときにぜひ行こうと思っていたお店に向かいます。市場内に店を構える「ぱどっく」という立飲み店に入ることにします。冷え込んでいたので扉のある店に入りました。こちらは焼鳥屋と串揚げ屋がちょっと距離を置いて店を構えていますが,どちらも同じお店のようです。扉のあるのは焼鳥屋です。立飲みのスペースもせいぜい6,7名で一杯という狭い店で,すでに5名ほど入っていたのでなんとな入口付近に入れてもらってまずはご無沙汰の乾杯です。K氏とは人生の半分以上20年以上の付き合いで,会うのは5,6年振りになるでしょうか。お互い幾分歳はとったものの20年前とさほど変わらず,あっという間に5年以上の空白は埋まっていきます。店の主人はとても丁寧な喋りの親切な方でぜひまたお越しくださいとやはり丁寧にお見送りしていただいたのでした。
2013/02/19
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5,6年ぶりになる広島に行く機会が巡ってきました。と言っても仕事の出張なので自由になる時間はごくごくわずか。しかもこの日は日曜日なので訪れることのできる店は限られてきます。本当なら八丁堀,紙屋町などの繁華街を散策してみたかったのですが,今回はホテルから近い駅前を中心に飲み歩くことにしました。 まずはホテルにチェックインします。広島駅南口から北西方向に向かって3分ほどにあるホテル ニューヒロデンがこの日の宿泊先です。容易に推測できる通り,路面電車やバス路線をもつ広島電鉄グループが経営するホテルですね。部屋に入って最初にしたこと,それは窓外に広がるバラック風建築群を眺めることです。駅からも至近で近代的なホテルや進学塾が立ち並ぶ一角にこれほどまでの規模のバラックが立ち並んでいるなんてぜんぜん知りませんでした。己の迂闊さに呆れるばかりですが,そんなこともすぐに忘れてただただこの光景に見入ってしまいました。ちなみにこの飲食街は大須賀特飲街であると思われますが,それらしい標示は見られませんでした。 慌しく旅装を解いて早速町に繰り出すことにします。まずは大須賀特飲街をじっくり歩くことにします。上から眺めるのも愉しいですが,実際歩かないと個々の店の造りなどをつぶさに観察することはできません。スタンド(STAND)と標示されたお店がたくさんあります。これはスナックとバーの中間みたいなお店なのでしょうか。日曜日のせいか人通りはまったくなく,やってるお店もあまりなさそうです。麻雀喫茶みたいなのが営業しているようですが,入りづらいというよりは内装が外からも見えるので,さほど気を惹かれませんでした。夜になったら改めて歩いてみないと。 駅前を通過してしばらく進むと愛友市場のアーチが目に飛び込んできました。ここもまるで知らなかった場所です。原爆投下後の広島駅前にできた闇市が起源とのことです。数年後にはこれらの闇市が整理され,この愛友市場(もともとは荒神市場と呼ばれ,1988年に改名)や1990年頃に閉店した廣島百貨店に吸収されたそうです。こちらはすでに営業しているお店があるようなので入ってみることにしました。 「まるびや」という串カツ屋さんです。1階はカウンターだけですでに7割ほどの入り。お客さんの並ぶ狭い背後の空間をなんとか通り抜け一番奥まった席になんとか腰掛けることができました。後からやって来たお客さんは2階に案内されています。張り紙によると4名から12名まで利用できるようなので座敷になっているんだと思います。値段は大衆的な店の雰囲気とはややギャップがあって,こうした酒場としては幾分高目かも。みじん切りにしたタコなんかをマヨネーズで合えたアテがおいしかったな。串カツもパン粉こそ荒めでちょっと残念ですが,やはりサクサクのアツアツでおいしかったです。 愛友市場をぐるりと見物して,太田川水系の猿猴川に向かっていると「大衆食堂 源蔵 本店」というのがあります。ほろ酔い加減のオヤジさんたちが店先でワイワイと盛り上がっています。思わず店に吸い寄せられて入ってみるとやはり食堂っぽい雰囲気でテーブル席がずらりと並んでいます。思ったよりも広いお店でまだ早い時間なのにすでに出来上がった感じの客もたくさんいます。値段はそこそこですが,うまそうな品書きが短冊でずらりと吊るされています。高齢者のグループや家族連れなどにまじってぼくと同じひとり客もちらほら見受けられます。いろんなシチュエーションで利用できる愉しいお店でした。もちろん肴はどれもなかなかのものです。品書:ビール大:570,酒:320,焼酎:320,酎ハイ:340,盛合刺身:680,小イワシ天ぷら:530,ナマコ:580,メバル煮付:680,湯豆腐:210
2013/02/18
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