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2005年09月08日
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カテゴリ: 食事
 世の中にはさまざまな健康法があり、手間隙のかかるものから簡単に実践できるものまで、多岐にわたっています。そんな中、最も手軽で伝統的とでも言えそうな健康法があります。「腹八分を守る」というものです。昔の人はよく言ったもので、健康でいたければ満腹になるまで食べる事を避け、やや足りない程度で止めておく事を薦めています。それには根拠がある事が、今回、研究結果として発表されていました。

 東京医科歯科大学分子腫瘍医学科の湯浅保仁教授らの研究グループによると、満腹するまで食べる習慣のある男性は、ガン化を抑える遺伝子の働きが弱まっている率が高くなる傾向があるとの事です。ガンに関する遺伝子の働きが、食生活によって変化する事が初めて解明された今回の研究は、実際に胃ガンの手術を受けた患者に聞き取り調査を行い、ガンになる以前の食生活について食事の量や内容などを調査する事から始められました。

 また、一方で手術で切り取ったガン細胞を分析し、ガン化を抑える働きを持つと考えられた遺伝子「CDX2」の働きについても調査を行い、満腹するまで食べていたと答えたうち45%の人の細胞の一部で、CDX2が化学変化を起こし、働かなくなっている事を発見しました。腹八分、もしくは食事の量を少なくしていた人では、CDX2の化学変化は低い率に留まっていました。

 このメチル化と呼ばれる化学変化は、緑茶を多く飲む事やキャベツ、ブロッコリー、カリフラワーといった食材を多く摂る事でも、発生を低く抑える事ができるそうで、食生活の改善でガン抑制遺伝子の働きを強めて、ガン予防に役立てる事に繋がる事が考えられます。とりあえず満腹で苦しいという状態を避ける、それだけでも健康が大幅に身近なものになる事は確実みたいなので、さっそく実践してみましょう。





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最終更新日  2005年09月08日 07時37分57秒
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