nipparatの日記 囲碁 不思議体験 

nipparatの日記 囲碁 不思議体験 

Mar 12, 2005
XML
テーマ: 囲碁全般(752)
カテゴリ: 囲碁
 日記「年齢と思考」のところで、碁は思考のゲームと言ったばかりでした。ところが昨日は、全然考えてない上に盤も良く見えてないのに碁に勝ってしまった、という話を紹介したので妙なことになってしまいました。要するに、碁とはよくわからないゲームなのでしょう(ごまかし)。

 時間が十分あるきびしい勝負となると思考がものを言うのは間違いないですし、仮に持ち時間が何百時間あってもいくらでも考える内容があります。しかし、あまり考えなくても結構碁が成立してしまうのもよく経験することで不思議なものです。それは、私の体験からも実感しました。つまり、パターン認識だけでもある程度打ててしまうという事でしょう。
 脳外科医で痴呆診療の権威である金子満雄先生が、「碁を打つとボケない」という説を発表しています。これは、痴呆の方に碁を打たせたらその症状が軽快したという、先生の多くの経験からも明らかだと思います。これに対してまだ、世間には発表していないのですが、私が発見した法則があるのです。それは、金子学説とちょうど裏返しの説なのですが、「ボケても碁は打てる」というものです。

 昔、橋本宇太郎先生の晩年、NHK杯を見ていたら整地してから明らかに、4×5くらいの計算ができずに地の計算ができない様子でした。その様子を見ていて、碁はすごくしっかりした内容だったので、その落差に驚きました。しかも、その碁は全盛期の趙治勲相手に見事に勝ったのです。もちろん、計算力は知能の一部に過ぎませんが、自分の学説を裏付ける一つのエピソードではあります。

続いてこれに関連して、中部の山城先生から聞いた金子先生の面白い実験について紹介します





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Mar 12, 2005 10:00:12 PM
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Favorite Blog

席亭の囲碁日記 das53jpさん
朝はパン、夜はごはん pinceanaさん
玉藻 pg(ピィジィ)さん
ひよこ雛形のぴよぴ… ひよこ雛形さん
碁法の谷の庵にて 風の精ルーラさん

Comments

nipparat @ Re[1]:追悼 畑正憲氏(04/08) GO!さんへ  ぜひお楽しみください。今回…
GO!@ Re:追悼 畑正憲氏(04/08) 11/11にしずおか囲碁まつりでまた伺う予定…
GO!@ Re[2]:追悼 畑正憲氏(04/08) nipparatさんへ 久能山東照宮は行ってみ…
nipparat @ Re:追悼 畑正憲氏(04/08) あまり確認しておらず、返事が遅くなりす…
GO!@ Re:追悼 畑正憲氏(04/08) しばらくご投稿がなかったので、案じてい…

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: