nipparatの日記 囲碁 不思議体験 

nipparatの日記 囲碁 不思議体験 

Mar 13, 2005
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テーマ: 囲碁全般(752)
カテゴリ: 囲碁
 今日は、団体戦のメンバーにかり出されて、ひさしぶりの生碁を、これまた数年ぶりに行く日本棋院中部総本部で打ってきました。心に残る出来事が二つありましたので今日はその話です。

 一局、童顔の学生さんと対戦がありました。序盤早々上手く打たれたのですが、更にちょっと石を働かそうとしたら強烈な反発を食らって、ひどく苦しい碁になってしまったのです。とてもまともに行ったんでは勝てないので、例によって形もへったくれもなく、メチャクチャ頑張っていたのですが、相手がひるんだのかどんどん後退して結局私の逆転勝ちとなりました。
 検討では、最近の布石理論や、呉清源師の推奨する手などをいろいろ教えてもらって、たいへん勉強になりました。たぶん彼は心の中で、「このオッサン、布石理論も最近の手も知らないから舐めてたら、途中からひどい筋悪、悪力出してきて辟易した。」と思ったはずです。なぜ分かるかと言うと、20年前は自分が同じ事を考えていたからです。私は昔から、序盤苦しくして悪力に頼る事が多かったのですが、それでもそう思ったくらいですから、スマートな布石の打てる彼にしたらなおさらでしょう。いつのまにか自分がその立場になっていたのかと、愕然としたのでした。

 もう一つは、嬉しい話題です。隣の部屋で、大勢の子供が真剣に碁を打っていたので、職員に聞くと院生だというのです。これには驚きました。以前は中部の院生は少なくて、廃止などという噂もあったくらいです。今は、何と三十数人もいて多過ぎるので、厳選して申し込みを断ることもしばしばだそうです。しかも、数年前ならすぐ入段できたようなレベルの子が院生にごろごろいるというのです。中部の将来は明るいと、確信しうれしくなりました。
 ところで、現在の院生師範は小県九段で今日も指導されていました。今まで、気づかなかったのですが、院生師範というのはたいへんな仕事だと思います。何しろ自身もトーナメントがあるのに、毎週日曜日に目一杯時間を取られてしまうし、大勢の子供に指導しなければならないのですから、骨の折れる仕事です。小県先生に、「たいへんじゃないですか」と聞いたところ、3月一杯で任期が終了するのでほっとしているとのことでした。





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Last updated  Mar 13, 2005 11:41:31 PM
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Comments

nipparat @ Re[1]:追悼 畑正憲氏(04/08) GO!さんへ  ぜひお楽しみください。今回…
GO!@ Re:追悼 畑正憲氏(04/08) 11/11にしずおか囲碁まつりでまた伺う予定…
GO!@ Re[2]:追悼 畑正憲氏(04/08) nipparatさんへ 久能山東照宮は行ってみ…
nipparat @ Re:追悼 畑正憲氏(04/08) あまり確認しておらず、返事が遅くなりす…
GO!@ Re:追悼 畑正憲氏(04/08) しばらくご投稿がなかったので、案じてい…

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