nipparatの日記 囲碁 不思議体験 

nipparatの日記 囲碁 不思議体験 

Sep 23, 2008
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テーマ: 囲碁全般(752)
カテゴリ: 囲碁
※申告問題

 飛び出すというケースは稀だと思うが、初めての碁会所での棋力申告は、昔から囲碁人を悩ましていて、深刻な申告問題となっている。

 何局か打てば実力はわかる訳だから悩む必要もないとも言えるが、初訪問時のプレッシャーになったり、旅先で一日だけの訪問の場合の不都合などの問題はある。
 ただ今時は、席亭がネット碁に理解があれば大手のネット碁のランクを言えば問題ないかも知れない。

※経験から
 迎える立場では、大学の時に新人が「弱いです。3~5級くらい。」と言うので取り合えず井目で打ったら完全な手合い違いで3子でいい勝負だった、というのが最高記録だ。

 学生時代東京などで初めての碁会所に行って「何段ですか?」と聞かれたら「5段」と答えていた。今なら6段と言うかも知れないが7段以上は絶対申告しないと思う。
 東京で5段と言ってどうなったかと言うと、まず同じくらいの段位の人を当ててくれる。インフレは東京も同じのようで完全に手合い違いになった。しかし席亭がしっかり見ていて数十手進んだ所でストップがかかり、一番強い人と先くらいの手合いで打たせてもらえた。


 学生はともかく碁会所の場合、もしお客がインフレ段位だった場合「先で打ったけれど次ぎは3子」などとは言いにくいと思う。最初はお客側は見栄を張らない方が無難だ。
 勝てば「いや、お強い。お見逸れしました。」となって和やかな雰囲気で次に進める。アクシデントで負けてもしっかりした席亭なら碁の内容を見ているはず。

 「○○県の代表」とか「○○プロと~子」などと言う申告も自己にプレッシャーがかかることになる。当時「○○県の代表」なら「2子置いて」が相場だったし、今も「~プロと3子」なら「じゃあ3子で」となる事も多いはず。こうなるとお客の方のプレッシャーが大きい。

 ただ道場破りの雰囲気を楽しみたいなら別だ。田村竜騎兵の書き物だったか、かつて村上文祥氏は東京に出てきた時に「11段」?と言ったと読んだことがある。さすがである。いきなりギャラリーを背負って戦争だ。

 いずれにしても新しいお客の碁会所訪問は、お互いに刺激的で楽しい行事である。





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Last updated  Sep 24, 2008 12:14:10 AM
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Comments

nipparat @ Re[1]:追悼 畑正憲氏(04/08) GO!さんへ  ぜひお楽しみください。今回…
GO!@ Re:追悼 畑正憲氏(04/08) 11/11にしずおか囲碁まつりでまた伺う予定…
GO!@ Re[2]:追悼 畑正憲氏(04/08) nipparatさんへ 久能山東照宮は行ってみ…
nipparat @ Re:追悼 畑正憲氏(04/08) あまり確認しておらず、返事が遅くなりす…
GO!@ Re:追悼 畑正憲氏(04/08) しばらくご投稿がなかったので、案じてい…

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