彼女はおっとりほんわかして、落ち着いた感じの人だった。当時は
3
段くらいだったが、田舎県なのですでに歴代の女流の中でもトップだったと思う。
その後、ずっと接点がなかったが、
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年ほど前にあるイベントで偶然顔を合わせた。名前が変わっていて私の方は気づかなかったが、彼女の方から話しかけてくれて
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年ぶりくらいの再会となった。いいお母さんになり、小学生の娘さんも一緒に来ていた。あまり変わりなかったけれど、あの高校時代とは違って話が弾んだ。
その後は会う機会はないが、ネットなどで見るとたいへんな囲碁家族を作り上げているようだ。
2
人の娘さんを含む
3
人のお子さんはみな強豪になり、女性としては全国的に例があまりない(初?)一般大会の県代表にもなるなど活躍している。
主に碁を教えたのは旦那さんでなく I さんらしい。私の方は子供に碁に興味を持たせるのに失敗したので、余計に素晴らしいと実感する。高校時代もいいお母さんタイプだと思ったけれど、これほどとは。 I さんの育成能力を引きついだ娘さん達が、今後また囲碁家族を作って行ったら、 3 代後くらいにはとんでもない一族になるに違いない。
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