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2009年07月20日

【＜依存する私＞依存歴(29)】

カテゴリ：依存する私

自分がこれまでに経験したさまざまな依存から、
世の中に蔓延する様々な依存をも取り込んで、
残り少ない人生を効率的に生きるために
依存するとは果たしてどういうことなのかを探りゆく「 依存する私 」。

下関在住中に２０歳を迎えて選挙権を得るようになれば、
当然それなりに“政治”に興味を持つようにもなる。
そんな中で政治の裏舞台を描いたという、
当時として稀有なドラマがあった。

４．テレビ依存（続き）

「 Ｊｒ．ジュニア～愛の関係～ 」というドラマを
ご存知の方はどれぐらいいるのだろうか？

おそらくは当時の自民党をモデルとした
国内政権与党の派閥争いに、
有力政治家のＪｒ．である二人の主人公が
巻き込まれていくという話しである。

主演はホテルなどで熱血演技が目だちがちだった、
高島忠夫第２Ｊｒ．高嶋政伸と、
帝都大戦などの映画からテレビへ転身した加藤雅也。

その二人の父親に橋爪功と、
早坂茂三（田中角栄元首相の本当の秘書だった人）で、
周囲を固める各派閥のリーダーとして
西岡徳馬や片岡鶴太郎がいたり。

女性陣だとドラマ初出演で
松雪泰子や水野真紀がいたり。
（水野はこのドラマで高嶋演じる主人公が政界入りしてから、
その妻になる役を演じるのだが、
後に本当に政治家夫人（自民党後藤田正純夫人）になっちゃったりするから
女優の人生ってわかんないよな。）

配役がこんなに豪華ということを語るよりも、
それぞれが演じる政界の派閥代表の役が、
あきらかにアノ人をモデルにしているだろうというわかりやすさから、
当時の派閥争いとはこういうものだという
リアルなシナリオが自分の興味をひきこんで、
ついに最初から衝撃の最終回まで見てしまった。

しかし、いかんせん
実際の政治がおもしろくなって
自民党政権崩壊まで至るのは１９９３年。

このドラマの出現は少し早すぎたということもあるが、
政治の世界をドラマ化することのむずかしさを
露呈することになってしまった。

（不定期に続く）

＜依存する余談＞
このドラマの初放送から１８年。

実際の政界ではようやくこのドラマの中身が成立しないように
する考えが浸透し始めていた・・・はずだった。
要するに 世襲議員の禁止 のことであるが。

残念ながら次の選挙では、
小泉純一郎第２Ｊｒ．こと進次郎氏を初めとして、
まだまだ数多くの世襲候補が立候補する。

その次期衆議院選挙の告示は来月１８日、投票は来月３０日（の予定）だ。

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