空 遊 人

空 遊 人

2009/12/02
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トップページにリンクしてある友人は、以前にも紹介した事の有る車いすに乗る好青年。
そんな彼の趣味と言うか生きがいは海外旅行。
年間100日位は行っているらしい。
先日も帰国報告は、エジプト・ドバイ。そんなところへたった一人でしかも車いすで行く。
言葉の壁も不自由さもすべてを乗り越えて行く彼の生き様とチャレンジ精神には頭が下がる。
日本でもまだまだ不便なのに・・・。そんなことは関係ないと言わんばかりの行動力とそのパワフルさにはいつも自分自身への反省とやる気をかきたててくれる。

彼の報告で聞くと殺伐とした世界中でもハート通じる事と人間本来の優しさと温かさを感じる事ができる。一方で世界中での争いに巻き込まれる子供たちなどの事を考えると心が痛む。
私自身30代前半に中国へ行った時もボランティアを兼ねて渡航した。
その中国へ行く以前に検討していたのは、バングラディシユなどの後進国。恵まれた日本を見直す事とまだインターネットなどの普及する以前の事なので知りえた惨劇や現状をこの目で見ようと考えていた。様々な支援団体に問合せたが、聞けば聞くほどよっぽどの覚悟が無いと行くべきではないほど荒れ果てている事が解った。

女性はある一定の年齢になると片腕か片足となっている。
当時貧困なこの国は、女性は商売の道具として扱われ売られていく。その金で家族を養っていると言う現実が見えた。本当に情に熱く又は少し余裕のある家庭では究極の選択として売れないようにする為に自らの子供の腕や足を取ると言う惨劇があることに突き当たった。
この現実を知った時、ショックと何不自由なく生活している自分が腹立たしく何か出来る事はないかと考えた。残念ながら世界経済を変えないとこの国は変われない事が解りいたたまれない気持ちになった。逆にそんな中でも幸せを感じて一生懸命に生きる姿を聞いた時、自分が絶えれる器量の無い事に反省した。
今から考えると大きな勘違いとオゴリ。

目を伏せる訳ではないが、中国に変更してみたもののやはり当時はまだ発展途上ですでに貧富の差が開き始めた印象の中国を見た。この辺りから旅行に行くなら先進国にしようと考えた。

車いすの彼はそんな壁もなくどんどんチャレンジしている。
彼とは、古巣の会社で隣の部署にいたのだがたまたま友人の知り合いとあってそれからの付き合いとなる。
私の知る健常者よりいつも前向きで行動的な彼だが彼から言われるのは
「いつも刺激もらってますよ!」
このブログを見たり過去の会社での姿を見ていてのことだろう。
嬉しい限りです。





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Last updated  2009/12/02 10:31:39 AM
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