月臣邸

2005.10.22
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全ての原因は、新商品である牛乳だった。





君は俺のモノ。





ヂュー、とストローの音が響く。
ウゼェな、とちらっと音がする方を見ると、新弥が暇そうにパックの牛乳を啜っていた。
ぁー…アレ新商品の牛乳だよな。確かWがCMしてるんだよなー…。黄泉が飲みたいとか言ってたっけ。

あれ強引に奪って黄泉に渡してやろーか…
でもそーするとあんなヘタレと間接キスになっちまうよなー…とかボーッと考えていると。


ちまちまと黄泉が新弥に歩み寄っていった。

……黄泉! そんな獣に自ら近寄っていっちゃいけません!!(叫/ェエ)






「ぉ。いーよ、あげるー」

フン、黄泉に話しかけられたからって嬉しそうなツラしやがって…!(怒
半分以上は残っているであろう牛乳を、黄泉に渡す新弥。



その時。


「っふぁ…ッ」




ピュッと音がして、
ストローの口から白濁が飛び出した――




「ぅわ! ごめん黄泉っ…って」
「ふぇー…冷たッ」


心配したのか柩と咲人も黄泉にかけよった。
俺も座っていたソファから立ち上がり黄泉の様子を伺うと…






…顔sy(強制終了)





「黄泉可愛い~~っ」

それを見た変態王子咲人が、ハートマークを散らせつつ黄泉の顔についた白濁を舐めた。

「んっあ…く、くすぐったいよぉ咲人…っ」

よほどくすぐったいのか、体をフルフルと震わせて微笑む黄泉。


って、何勝手に俺の黄泉に手出してんだよォ!#
止めに行こうとした時――柩が、咲人と黄泉を引き離した。




「ちょっとぉ、何黄泉にちょっかい出してんの!? 俺の黄泉を汚さないでよ!」
「ハァ!? ちょっお前…いつ黄泉がお前のモンになったんだよ!」
「うっさいヘタレぇ! 俺と黄泉は生まれたときから運命の赤い糸で繋がれてたんだよ!」



べーっと舌を出して新弥と咲人に威嚇する柩。
いや「べーっ」とかじゃなくてよ。何勝手なことほざいてんだぁぁぁ!!怒



「ん、柩…離してよぅ」


柩に後ろから抱きしめられている状態の黄泉が、バタバタと小さく暴れだした。
ゴシゴシと服の袖で顔についた白濁を拭っていく。
ぅわ、何アレ…何あの生き物? めっちゃ可愛いんですけどぉぉ…(バカ



「ぁ、ごめんね黄泉」


にっこりと偽善者ぶった笑顔(瑠樺視点)で黄泉を開放する柩。
その瞬間、新弥が屈んで黄泉に顔を近づけた。


「黄泉? 牛乳のパック握る時は、あんまり力入れちゃダメなんだよ?」
「ぅーん…でも力加減がわかんなくて…」
「力加減? そーだなぁ…じゃあ俺のコレを握ってみ」
「コルァアアアアア! 新弥テメッざけてんじゃねェェエエ!」



ゲシッ。
今何か俺の黄泉によからぬことをさせようとしていたであろう新弥に、ローキックを食らわせてみた。(Σ
それを見てビビった柩と咲人が、そそくさと黄泉から離れて部屋を出て行く。(ちなみに吹っ飛んで気絶した新弥も引きずっていった)



「ったく、黄泉。逃げろよ」
「ふぇ? だって…」
「だっても何もねェだろ…お前は俺以外のヤツに触られちゃダメなの。」
「…わがままぁ」
「わがままでいいけど」



ギュッ、と小さな黄泉の体を抱きしめた。
嬉しそうに黄泉は微笑むと、背を伸ばして俺の頬にキスをする。


「だあい好き…」
「当たり前」

嬉しそうに微笑む黄泉を見て、思わず笑みが零れた。
そのまま黄泉を見下げて、唇を重ねる。


「ん…ぁん…っ」


チュク、と厭らしい音を鳴らして俺の舌に吸い付いてくる黄泉。
頬が紅潮して、荒くなった息遣いは本当にエロくて溜まらない。
角度を変えて、深く深く唇を重ね続けた。


「はぁ…ッぁ、んん…」

チュッと舌を吸い唇を離すと、黄泉の口から銀の糸が零れていた。


「やらしー」
「だ、だって…///」
「黄泉……」


耳元で呟いてやると、ビクンと反応して。





愛しいって思った。









絶対、誰にも渡さない…俺だけの黄泉。






End






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Last updated  2005.10.22 18:16:28
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