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2007.06.24
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~講談社ノベルス、2001年~

 佐藤友哉さんのデビュー作です。それでは、内容紹介と感想を。

 僕―鏡公彦の、妹佐奈との最後の楽しかった記憶。やがて、母親からの電話で、佐奈が死んだことを知る。自殺だったという。壊れかけた僕のもとをふらりと訪れた男が見せた一本のビデオ。それは、佐奈が三人の男に乱暴されている状況を撮ったものだった。男は、三人の男たちの娘(あるいは孫娘)の名前と、詳細な行動表を僕に渡した。僕は、三人の女を捕らえるために行動をはじめる。
   *
 鏡公彦の友人、明日美は、突き刺しジャックの人殺しの光景を、もう何度も目撃していた。突き刺しジャックが人を殺そうとするとき、明日美は「彼」と「接続」し、「彼」の見ている光景をそのまま見てしまう。そして、「彼」から届く手紙に怯えながら生活することになる。

 本書は、第21回メフィスト賞受賞作です。2001年に発売されているので、6年ぶりの再読ということになります。
 なにはともあれ、今年は佐藤友哉さんの新刊がもう2冊も出ているので、嬉しいことです(『灰色のダイエットコカコーラ』はまだ買っていませんが)。『クリスマス・テロル』で断筆ということにならなくて良かったです。
 初読のときは、ミステリかなと思いながら読み(それっぽい要素がなくもないのですが)、結局、裏表紙の内容紹介にあるように、「馬鹿げた世界」が待っていたことを知ったわけですが、それなりに楽しめたように思います。今回も、楽しく読みました。





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Last updated  2007.11.09 21:32:51
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