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2009.09.29
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~講談社BOX、2008年~

『化物語』の後日譚です。今回は、阿良々木暦さんの上の妹、火憐さんが主人公(?)です。

 大学受験を決意した阿良々木暦さんは、戦場ヶ原さんと羽川さんに交互に勉強を見てもらっていました。その日、羽川さんの用事のため家庭教師がお休みになり、暦さんはいろいろと出かけます。真宵さんとたわむれたり、千石さんと遊んだり、そして神原さんのもとで片付けを済ませた後… 神原さんの家の前に、不吉な男が立っていました。貝木という名のその男に関心を抱いた暦さんが、その後であった戦場ヶ原さんに貝木の名を告げたとき―暦さんは戦場ヶ原さんに拉致監禁されてしまいます。
 そして、ファイヤーシスターズたる暦さんの二人の妹、火憐さんと月火さんは、「おなじない」を流行させた真犯人を追っていました。しかし、犯人に一人で会いに行った火憐さんは、怪異を与えられてしまったのでした。

 怪異、あるいは貝木さんとの戦いがメイン…のはずなのですが、あいかわらずこのシリーズ、ギャグパートが秀逸です。本筋を見失ってしまいそうなほどのギャグパートの数々を楽しみつつ、本筋も楽しみつつ…といったところでしょうか。
 ただただ楽しめる1冊です。

(2009/09/26読了)





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Last updated  2009.09.29 06:37:41
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