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2014.01.04
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(Yves-Marie Berce, Fete et revolte , Librairie Hachette, 1978)
~新評論、1980年~


 学生時代から興味があったのですが、ようやくざっと通読しました。
 著者のイヴ=マリ・ベルセ(1936-)は近代の農民反乱や民衆意識を専門とする歴史家です。ウィキペディア(http://fr.wikipedia.org/wiki/Yves-Marie_Berc%C3%A9)によれば、リモージュ大学、ランス大学、パリ第4大学(ソルボンヌ)などの教授を歴任されているようです。
 本書の構成は次のとおりです。

ーーー
日本語版への序文

はじめに
第一章 祭りの暴力
第二章 反乱に変容する祭り
第三章 市民の祝祭の終焉

第五章 農業祭の終焉
結論

監訳者あとがき
ーーー

 何ヶ月もかけて昼休みに少しずつ読んだこともあり、大した感想が書けません。なんとか目を通した程度です。
 ですが、簡単にいくつかメモしておきます。

・とにかく具体例が豊富。タラスコンという町で、行列の出し物として登場したといわれるタラスクという怪獣のエピソードなど、印象に残るエピソードが多いです。

・行政などが祭りを禁止していこうという動きを見せますが、それでも民衆的な祭りというのは続いていくものだなぁ、という印象を受けました。

・第一章では、若者たちによる振る舞い(暴力)に大きなウェイトが置かれています。新婚夫婦に、強制的に貢ぎ物を出させることなどが紹介されます(これも地域差があるそうです)。A村の女性とB村の男性が結婚すると、A村の若者にとってはそれだけ結婚の機会が失われるわけですし、A村の人口増加にも影響しますので、私的制裁が行われる―という背景もあります。

・第二章では、女装した叛徒についての節が面白かったです。特に面白かったエピソードは、1840年代にウェールズ南部で起こった道路通行税反対の暴動のときの謎の首領、レベッカについてです(そこからレベッカ暴動と呼ばれたそうです)。「『レベッカに言いつけるよ』と脅せば、だだをこねる小娘も静かになるというほどかれは恐れられた」(139頁)というのですね。

・第三章では、「竜と巨人の練り歩き」の節が面白かったです。上に書いたタラスクという怪獣も、この節で紹介されます。怪獣に限らず、巨人が祭りの行列に登場する町もあったそうで、このあたりのエピソードが興味深いです。



ーーーー
あけましておめでとうございます。
本年も細々と続けていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。





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Last updated  2014.01.04 12:06:15
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のぽねこ @ Re:銀色夏生『流星の人』(05/16) スパイシーチューリップさんへ コメント…
スパイシーチューリップ @ Re:銀色夏生『流星の人』(05/16) 流行りましたね!キラキラ系、あまり知ら…
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