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2017.12.30
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 メルカトル鮎シリーズの短編集です。全部で5編の短編が収録されています。
 それでは、簡単に内容紹介と感想を。

―――
「死人を起こす」 高校三年生の男女が空き家で過ごした夜、メンバーの一人が死亡した。事故と思われていたが、大学生になってから、当事者の一人が事件の再調査をメルカトルに依頼する。そしてメルカトルが到着する夜、新たな殺人が発生した。

「九州旅行」 作品のネタに困っていた美袋のため、メルカトルはネタを探しに、美袋の住むマンションの角部屋に向かう。そこで「血の匂い」を感じた彼が部屋のドアを開けると、男が何者かに殺されていた。メルカトルと美袋は、現場の状況から、事件の再構成を試みる。

「収束」 ある宗教を信じる者たちが住む島に、メルカトルと美袋が訪れた。使用人を救い出すためだったが、そこで事件が発生する。聖典を保管している聖室が、普段とは異なる状況になっていた。そしてその深夜、教祖が殺されていた。

「答えのない絵本」 高校で、問題行動が見られた教師が殺されていた。容疑者は20名の高校生。相反する立場の2名の人物から解決を依頼されたメルカトルが調査にのぞむが…。

「密室荘」 メルカトルと美袋が別荘に泊まった翌朝、地下室で見知らぬ男が殺されていた。別荘は密室状況にあったが、果たして犯人は…。
―――


 そんな中で面白かったのは、「収束」です。冒頭の3つのシーンに疑問を抱きながら読み進め、最後に納得いきました。

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Last updated  2017.12.30 15:23:27
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のぽねこ @ シモンさんへ コメントありがとうございます。 久々の再…
シモン@ Re:石田かおり『化粧せずには生きられない人間の歴史』(12/23) 年の瀬に、興味深い新書のご紹介有難うご…
のぽねこ @ corpusさんへ ご丁寧にコメントありがとうございました…

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