高田崇史『千葉千波の怪奇日記 化けて出る』
~講談社ノベルス、 2011
年~
千葉千波の事件日記シリーズ第5弾(にして番外編?)。5編の短編が収録されています。
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「千葉千波の怪奇日記・美術室の怪 油絵が笑う」
入学式の日に階段から落ち、「階段落ちくん」や「落っこちくん」というあだ名になってしまうぴいくん。その階段の隣の美術室には、油絵が笑うという噂があった。また、そのころ誘拐事件も起きていて…、
「千葉千波の怪奇日記・体育館の怪 首が転がる」
はるか昔、無実の罪でとらえられ首を切られた男の首が転がった場所に、大学の体育館が建てられたという。その男の呪いか、体育館のバスケットコートには怖い噂もあったが、そこで会っていたカップルが、倒れてきたバスケットの支柱で重体になるという事件が起こり…。
「千葉千波の怪奇日記・音楽室の怪 靴が鳴る」
誰もいないはずの音楽室で、ピアノから「靴が鳴る」が聞こえるという噂があった。音楽室にまつわる死亡事件も起こっていた。ある日、ピアノの修理で、自動演奏が原因と思われたが、実際に「靴が鳴る」を聞いた学生たちは全く違う雰囲気だったと主張して…。
「千葉千波の怪奇日記・学食の怪 箸が転ぶ」
学食で決まった席で一人きりで食べていた男子学生が、突然激高して女子学生を殺害し、自らも死亡するという事件がかつて起きていた。その席で決まって食べていた4人の男女が、順番に命を落としていく。
「立って飲む―「立ち呑みの日」殺人事件―」
立ち呑みの日の割引券をもらった慎之介たちは、参加店をはしごしながら楽しんでいたが、その町には幽霊が出るという噂があった。そんな中、実際に殺人事件が起こり…。
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と、怪談とミステリが融合したような趣向で、パズル感はかなり薄れています(千波くんも4編では探偵役をつとめますが、あまり登場しません)。千波くんのパズルのかわりに、ぴいくんの面白(?)クイズが出題され、古都里さんにぼろくそに言われてしまいます。
千葉千波の事件日記シリーズは刊行当時読んでいて、ここ最近は再読していましたが、本書は今回が初めてで、ぴいくんたちの学生生活を楽しく読みました。
(2021.12.25 読了 )
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