歌野晶午『ROMMY 越境者の夢』
~講談社文庫、 1998
年~
歌野晶午さんによるノンシリーズの長編作品です。
そのレコーディングの日。FMは予定時刻になっても現れず、ROMMYはどこか様子がおかしいという異変がありました。
そして、仮眠室で見つかった女性の死体―。そして死体発見後、何者かが死体を破損し、胴体部分には引き出しが入れられていて…。
以上のような、殺人事件・遺体損壊事件が事件の主軸で、一方、ROMMYがROMMYになる過程が事件と交互に語られる構成になっています。
ROMMYの手紙やイラスト、スタジオの写真など、ROMMYが実在するかのような構成も面白いです。
物語自体は、少しずつ事件が進行し、謎が提示されていくかたちなので、紹介しづらいですが、ダリをモチーフにしたような胴体の引き出しや、なぜ死体が損壊されたのか、など、事件の謎も興味深いです。そして明かされる真実…。
おそらく 20
年以上前に1度読んでいるので、ある真相は忘れたくても忘れられませんが、今回も興味深く読みました。
(2025.10.26 読了 )
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