森博嗣『χの悲劇』
~講談社ノベルス、 2016
年~
Gシリーズ第 10
今回は、香港の企業でソフト開発のチーフをつとめる島田文子さんが主人公です。
ある日、新人2人を連れてエキシビションに参加した島田さんのもとに、遠田という人物が声をかけてきます。金という人物に依頼されて、昔の旅客機の爆発事故について調べているといいます。ポイントとなるのは、その飛行機に乗るはずだったのに乗らなかった、カガミアキラと小山田真一という二人。さらに、真賀田四季にについて尋ねてきます。
その後、島田さんが新人2人を連れてランチに行こうと乗った電車で、事件が発生します。島田さんに声をかけてきた遠田氏が、とつぜん倒れます。
電車は閉鎖され、警察の捜査が入ります。殺人事件といいますが、遠田氏の隣に座っていた金が犯人なのか…。
一方、島田さんは警察の依頼で、あるデータを入手するよう依頼されるのですが、その頃、χを名乗る人物が接触してきて…。
これまでのGシリーズを読んできた中でのこの展開は、なかなか衝撃的で、また感慨深いです。
だからあの人物はあのときあのように対応したのか、などなど、あまり書けませんが、シリーズ全体に通じる謎の一端が明らかになります。
島田さんが警察の依頼でデータを探すシーンは圧巻です。
(2026.06.12 読了 )
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