のぽねこミステリ館

のぽねこミステリ館

PR

×

Profile

のぽねこ

のぽねこ

Calendar

2026.09.26
XML


横溝正史『幽霊男』
~角川文庫、 1974 年~
 金田一耕助シリーズの長編です。


―――
 ヌード・モデル仲介業者、共栄美術倶楽部にふらりと訪れた不気味な男。ぼさぼさの髪に、襟巻きに顔をうずめ、ほとんど顔を隠したその男は、幽霊男と名乗った。幽霊男は、そこにいた三人の娘の中から、恵子を指名した。翌日、約束通り幽霊男のもとを訪れた恵子は、男に血を吸われそうになってしまう。
 恵子の帰りが遅いことを心配した倶楽部のメンバーが、彼女の足取りをたどると、彼女がトランクに詰められてホテルに届けられていたことを知る。たどり着いたホテルでは、彼女が真っ赤な浴槽の中で死んでいるのが発見された。
 その後も、ある人物の依頼で事件の捜査に関わった金田一耕助を翻弄するかのように、惨劇が続いていき…。
―――

 金田一耕助ファイル 10 と銘打たれた改版の記事をあげたのが 2007 年7月(そのときも何度目かの再読)なので、およそ 20 年ぶりの再読です。金田一耕助ファイル版では、中島河太郎さんによる解説が省略されているので、今回旧版で解説が読めたのも嬉しいです。
 その解説によれば、大衆向けの雑誌に連載するため、めまぐるしい展開となるよう意識された作品のようです。
 実際、伊豆に舞台が移ったり、おどろおどろしいものが好きな人形作家が登場したり、幽霊男からの犯行声明があったり、謎の女性が登場したりと、手に汗握る展開です。
 初めて読んだときの、意外な犯人に驚いた印象が忘れられずにいる作品の1つですが、今回も楽しめました。

(2026.08.18 読了 )

​ ・や・ら・わ行の作家一覧へ
※表紙画像は、横溝正史エンサイクロペディア様からいただきました。
​





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2026.09.26 12:55:02
コメント(0) | コメントを書く
[本の感想(や・ら・わ行の作家)] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Keyword Search

▼キーワード検索

Comments

のぽねこ @ Re:銀色夏生『流星の人』(05/16) スパイシーチューリップさんへ コメント…
スパイシーチューリップ @ Re:銀色夏生『流星の人』(05/16) 流行りましたね!キラキラ系、あまり知ら…
のぽねこ @ シモンさんへ コメントありがとうございます。 なにぶん…

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: