三浦綾子『旧約聖書入門』
~光文社文庫、 1984
年~
三浦綾子さん (1922-1999)
による、「平信徒なりの平易な手引書」として執筆された1冊です。
本書の構成は次のとおりです。
―――
まえがき
1 天地創造
2 アダムとイブ
3 カインとアベル
4 ノアの箱舟
5 バベルの塔
6 ロトとその娘たち
7 アブラハムの信仰
8 ヨセフの物語
9 律法・十戒
10
怪力サムソン
11
美しき物語ルツ記
12
苦難の書ヨブ記
13
詩篇とダビデ王の功罪
14
箴言
15
預言
16
断章
参考文献
―――
全 16
章中、半分の第8章までが『創世記』のエピソードにあてられています。
興味深いエピソードが選ばれ、それらについて、わたしたちの日常に引き寄せたり、信仰の観点から考えたり、といったかたちで解説されていきます。
1点だけ、気になった記述がありました。第2章で流行について述べる部分で、「他の人と同じことをしていなければ、落ち着かないという習性が、人間にあるからではないだろうか」 (34
頁 )
とあります。日本人については当てはまる(本書の刊行は 40
年以上前なので、若干変わってきているかもしれません)ように思いますが、ほかの国にも一律に当てはまるわけではないのでは、と思ってしまいました。
とはいえ、興味深い読み方も多く、「はじめに」にあるように、聖書に親しむきっかけになる1冊と思います。
(2026.08.22 読了 )
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