有明の詩(ありあけのうた)

有明の詩(ありあけのうた)

2005/11/01
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 頬を重ねていたいと

 唇に触れるように

 甘くささやく


 高鳴る鼓動が

 この胸に伝わり

 閉じた瞼のまつ毛が

微かに震える


 赤い 夕日が空を染めて

 蒼い海はやさしく波打つ

 ふたり船に乗り

 誰もいない世界へ

 漕ぎ出してゆきたい


 指を絡ませて

 強く身体を抱きしめた

 瞼閉じれば

 熱く伝わる温もり

 濡れる若い肌


 ひとつに結ばれたくて

 いつまでも

 永遠を信じて

 抱き合っていた


 時よ

 ふたりを忘れて

 邪魔をしないで

 この世界を

 ふたりだけの世界に

 変えてみたい

 甘く切ない官能に

 抑えきれない衝動が膨らんでゆく


 夕焼けロマンス

 少年少女からの旅立ちに

 誘惑の宵闇は

 目覚めたふたりを

 妖しく吸い込んでゆく





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Last updated  2005/11/03 08:24:54 PM
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