存生記

存生記

2009年07月16日
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「奇想の王国 だまし絵展」をBunkamuraで見る。見たのは先週。こう暑くなってくると美術館まで足を運ぶのもスタミナがいる。中に入れば涼しくて快適なのだが、渋谷は駅に降り立って街を歩くだけでもタイヘン。さいわいこの日は混んでいなかった。

 古今東西のだまし絵が展示されている。もともと芸術とはだますものなのかもしれない。謎かけみたいなものだ。日常とは異なる時空を演出する装置である。空間、重力、不可逆的な時間の流れ。こうした必然を変えてみたいという願望があるのだ。

展示のほうは、現代アートもアルチンボルドも歌川国芳も幽霊画もぜんぶまとめてしまうことで雑然とした感はあるが、集客的にはうまくいったようだ。

 特にパトリック・ヒューズの「水の都」のまわりには人だかりができていた。今年は3Dアニメが本格的に日本上陸だそうだが、果たしてどうなのだろう。遠近法のイリュージョン。立川談志は「落語とはイリュージョンだ」と言ったが、さまざまなイリュージョンを満喫したいものである。





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最終更新日  2009年07月16日 18時03分29秒


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