2002年09月25日
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 ここ一年くらい面白いなーと気にしているのが 小野不由美「十二国記」 シリーズです。所有しているのは数冊で、 『風の万里 黎明の空』『華胥の幽夢(ゆめ)』『黄昏の岸 暁の空』 だけ。他のもそろえようとは思っているんだけど、講談社文庫か、ホワイトハートにしようか悩んでいるところ。講談社文庫だと、ホワイトハートより冊数が少ない(上下巻にならずに一冊に収まる)ので結果的に安くつくんだけど表紙がイマイチで挿し絵もない。反対にホワイトハートは冊数が多くなるんだけど、表紙と挿し絵が山田章博のイラストで美しい。このイラストがないと、十二国記とはいえないような気もする。
 うーん、悩みどころですね、これは。汚い商売だぞ、講談社。

 それでどんな話かというと…中国風のファンタジーとでも言ったらいいのかな?国造りゲームのような…それだけではないのだけれど。そこには十二の国があって、それぞれに王様と麒麟がいる。麒麟は王を選び、王は国を治める。王が道を踏み外すと、麒麟は病気になりやがては死んでしまい、その王の時代は終わる。王も麒麟も治世が続く限りは、不老不死である。そんな世界のお話です。日本や中国とも、たまに異次元の通路みたいなモノが繋がっていて、相手の世界の住人が流れついたり、卵(あちらの世界では、子供は木になるのです)のうちに流されてきて、こちらの世界の赤ちゃんとして生まれる者もいて、胎果と呼ばれる。あっ、麒麟は神獣なんだけど、人の形をとることができるわけ。麒は雄、麟は雌。きちんと区別します。
 今のところ十二国全部が舞台になっている訳ではないのです。私は戴(しん)慶(けい)雁(えん)あたりの胎果が活躍する話が好きだなー。特にお気に入りは、泰麒(たいき)。なんか頼りなさそうな黒麒麟で、いつもオドオドビクビクしている感じなんだけど、けなげで可愛いんです。なんかよく不幸な目に合うかわいそうな子なのよ。あとは、楽俊(ねずみの姿をしてる、人と混血)と陽子とのやりとりを描いた「書簡」(『華胥の幽夢』)という作品が好きです。どの作品も人と人との絆や思いやりといったものが、とても心にしみます。厳しいなかで人を信じられなくなったり、憎んだりもするけれど、頑張って頑張って、最後にはうまくいく、そんなストーリーが私は好きです。
 ファンタジーなんだけど、中で生きている人はとても一生懸命。自分の力を振り絞って頑張っている人たちばっかりです。そんなところがこの作品の良さなんだと思うな。結局はファンタジーであろうと「人間」の話なんだよね。
 NHKBSで、アニメ化されているらしいけど、我が家はNHK教育さえもうつらないのでお話にならない。(田舎なんじゃなくて、アンテナの調子がわるいのです)やれやれ。





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Last updated  2002年10月08日 21時57分10秒 コメント(2) | コメントを書く


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