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地震の発生と時代の変革は、
メカニズムが似ている、
どちらも一定の期間を経て、
ひずみがたまると、
それを修正する動きを起こす、
そのせいか、古来、
大地震は時代の大きな変革期に、
連続して発生している、
比較的新しい例では、
黒船来航の激震に揺れる、
安政元年(1854)、
東海、南海、豊予の、
3地震が連動して起きた、
翌安政2年、江戸地震が、
起きた、
この4つの大地震のなかでは、
のちに安政の大地震と呼ばれた、
江戸地震がマグニチュード6・9、
ともっとも小さい。
東海、南海の両地震は、
ともに8・4という巨大地震で、
揺れに加えて津波も襲来し、
広範に甚大な被害を、
もたらした、
4つの大地震が、
終戦の年(1945)をはさんで、
4年連続で起きた、
1943年、まず鳥取地震が、
1944年、東南海地震が、
1945年、三河地震が、
1946年、南海地震が発生、
いずれも死者1000人超の、
犠牲が出た、
安政の4大地震から今日まで、
連動連続しなくても、
大地震は足の指を動員しても、
数え足りないほど起きている、
日本列島は地震の巣の上に、
置かれている、
それだけでも、
気が休まらないのに、
いまは54基の、
原発も置かれている、
ひんぱんに揺れる岩盤の上に、
ガラスでできた放射能の容器を、
置いたようなものだ、
外国から見たら、
日本人は日本列島という、
いつ崩れるかわからない、
細長い岩盤を原発を抱えて渡る、
曲芸師に映るかもしれない、
ばかなことをした、
と悔やんでもはじまらない、
問題はこれからだ、
2年や、3年でなくせとは言わない、
どんな問題も残らぬよう、
50年がかりでいい、
原発がなくても、
便利で文化的な生活を、
享受できるよう、
ぼくらみんなが考え、
行動していこう、
悪魔との契約を破棄するには、
そのくらいの時間は必要だ。
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