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日本人は生まれながらに1つの、
弁解を持っている、
それはすべて自分に帰する、
責任の一部を、
社会に転嫁する、
甘えの構造である、
オウムの裁判が終わった今も、
学歴も高く純真だった若者が、
なぜこのような犯罪に走った、
かの社会的背景を検証すべきだ、
という意見を聞く、
学究的には意味がある、
検証かも知れない、
しかし、犯罪に対して、
そういう配慮をしていたら、
すべてが滅ぶ、
戦後の混乱期に流行った、
歌謡曲の一節に、
~こんな女に誰がした~
という言葉がある、
何、自分でしただけのことなの。
オウム事件から16年経ち、
当時、オウムの幹部だった、
若者たちより、
少し若かった世代は、
親の庇護のもと、
オウムの若者たちと、
違う方向へ甘えの触手を、
伸ばしていった、
のかも知れない、
世間は僕に合わない、
とひきこもる、
高級外車の送迎で、
有名塾へ通う、
テイッシュの王家の三代目は、
飛行機で、
東京の有名塾へ通ったらしい、
こんな甘いことをさせて、
いくら名だたる大学を出ても、
経営の才はつきっこない、
江戸時代の豪商が、
何代も続いたのは、
跡取りに子どものときから、
贅沢をさせず、
まず他家へ丁稚奉公に出して、
働くことの厳しさと貴さを、
教えたことによる、
テイッシュ王家の三代目は、
何も苦労せずに、
会長になってしまった、
何もできないのだから、
よきにはからえ、
と任せておけばよかった、
ところが、バクチにはまった、
そのことを反省しています、
と一片の紙切れで伝えた、
なんだかお母さんの財布から、
ちょいちょい失敬していた、
のがバレて、
ごめんね、
と頭をかいているみたい、
はてしなく世間を舐め切り、
度し難く甘えている、
高度成長期に創業し、
大成功を収めた、
どこの創業家も、
3代目の時代になっている、
経営規模は巨体でも、
実体はお家企業、
危ういかな日本経済。
劇場はこちら ◆志茂田景樹のホームページ・
本